深田恭子さん×金城武さんが出演し大ヒットしたドラマ「神様、もう少しだけ」
HIVに感染した女子高生・真生(まさき/深田恭子)と、生きる意味が見いだせない人気作曲家・啓吾(金城武)のラブストーリーです。
二人の大出世作でもあり、当時エイズという病気が大きく世間でも知れ渡り、大きな衝撃を与えた作品です。
今回はドラマ「神様、もう少しだけ」の最終回結末までのあらすじを簡単にまとめてみました。
また、今改めて見ると「おかしい?」「まさきの死因は?」という疑問があがっているようなので、その辺りについても検証したいと思います。
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神様、もう少しだけ最終回までのあらすじ結末
毎日代わり映えのしない生活に退屈する女子高生の叶野真生(深田恭子)
そんな真生の唯一の生きがいは、人気作曲家・石川啓吾(金城武)が作る音楽だった。
しかし、楽しみにしていたコンサートのチケットを紛失し、どうしてもコンサートに行きたい真生は、男と会うことにする。
男の人生に同情した真生は、関係をもってしまう。
やがて啓吾のコンサートを終えた真生は、帰り道に啓吾の乗る車を見つける。
雨の中、啓吾の乗る車を追いかけ、歩道橋の上から「I LOVE KEIGO」と書かれた横断幕を広げ、二人は出会ったのだった。
その夜、二人は関係を持ち、真生は啓吾と過ごした余韻にひたり毎日をハッピーに生きていた。
そんな中、交通事故にあってしまった真生。
軽症だったものの、念の為検査を受けることになり、HIVに感染していることが発覚した。
啓吾には、リサ(宮沢りえ)という恋人がいた。
リサは、啓吾の子どもを身ごもっていたが、妊娠中毒症で亡くなってしまった。
啓吾は、リサの妹・カヲル(仲間由紀恵)に楽曲を提供している。
人気作曲家である啓吾だが、リサの死が原因で音楽が書けなくなってしまい、生きることに意味を見いだせず、心が空っぽだった。
そんな毎日を送る啓吾は、病気を患いながらも、前向きに生きようとする真生にどんどん惹かれていく。
リサを失い、人を愛することに臆病になっていた啓吾は、真生から離れようとするが、真生の真っ直ぐな思いに心揺さぶられ、やがて二人は恋人となった。
しかし、真生の病気のことが週刊誌に取り沙汰されてしまい、啓吾はあらぬ疑いをかけられ、レコード会社からも契約を打ち切られる。
日本での活動が絶望的になった啓吾は、アメリカに行くこととなる。
啓吾は、真生に一緒にアメリカに来てほしいと言うが、真生は父親から反対されたことや、自分自身がまだ何をしたいかがわからないまま一緒に行っても‥と迷う。
それでも啓吾は、行く気になったら当日空港に来てほしいと告げた。
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そして、出発当日。
真生は父親の後押しもあり、啓吾とアメリカに行くことを決意し、待ち合わせ場所へ向かう。
しかし、待ち合わせ場所に啓吾はまだ来ておらず、カヲルの姿が。
啓吾を探す真生だったがカヲルから
「啓吾はもう先に行った。アメリカのプロダクションに真生の病気のことがバレて、彼女を連れてくるなら契約できないと言われたから一緒に行けない。」
と嘘をつく。
真生は絶望し、一人空港を去っていった。
やがて、すれ違うように啓吾が待ち合わせ場所に到着。
カヲルは、啓吾に「真生はまだ来ていない」と嘘をつき、飛行機の時間が迫ってくる。
啓吾はギリギリまで待ち続けたが、真生は現れず、啓吾はカヲルと共にアメリカに発ったのだった。
3年後。
啓吾はアメリカで成功し、日本に一時帰国。
真生は専門学校の卒業を間近に控え、インテリアコーディネーターになるべく就職活動をし、内定をもらったばかりだった。
そんな中、二人は再会。
真生も啓吾もお互いをずっと思っており、3年前カヲルによって二人が引き離されたことを知る。
それでも啓吾は、今度こそ一緒になろうと言い、真生は、啓吾と生きることを決意。
しかし、真生がついにエイズを発症。
さらにそれと同時に、啓吾の子を妊娠していることも判明した。
真生は周囲の反対を押し切って、子どもを生むことを決意。
かなり危険な状態となりつつも、無事に女の子「幸(さち)」を出産した。
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赤ちゃんも生まれ、幸せな二人は結婚式を挙げた。
ウエディングドレスに身を包み、家族や友人らと楽しそうに過ごす真生。
ふとベビーベッドにいる幸を見に行った真生。
するとベビーベッドの枠がはずれ、幸が落ちそうになっている。
真生は、落ちそうになっている幸の元へと駆け寄った。
啓吾は、真生の姿がないことに気付き教会を探す。
するとそこには、無邪気に笑う幸の姿が。
そして、すぐそばにはウエディングドレスに身を包み、倒れている真生の姿があった。
真生はこのまま亡くなってしまった。
数年後。
打ち合わせをする啓吾。
そばには、天国にいる真生を含む、家族の画を書く幸の姿があった。
(おわり)
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神様、もう少しだけ 今見ると色々おかしい点が多々ある?
久々に鑑賞した「神様、もう少しだけ」
今見ても、かなり感動的で心を揺さぶられるシーンがかなりあります。
また、当時はわからなかったキャスト陣も、この人出てたんだ!という、古いドラマを見るとこういった新たな発見もあるので、面白いですね。
しかし、「神様、もう少しだけ」当時はかなり衝撃的でしたが、今冷静に見ると色々ツッコミどころはたくさん‥。
①抵抗力が弱くなるのに川に飛び込ませる
啓吾に、リサという病気で失った恋人がいることを、カヲルから知らされた真生。
病気で可愛そうだから付き合ってあげてる的なことをカヲルから告げられ落ち込み、さらに発症を遅らせる薬もことごとく合わず、追い詰められた真生は、橋の上に立ちます。
すると、そこに啓吾が現れ「死ぬなら俺の腕の中だ」と言い、啓吾が川へドボンし、真生の方を見つめます。
真生も川へ飛び込み、啓吾の元へ。
啓吾に救われ「人はなかなか死なないんだね」と真生は希望を見出します。
→感動的なシーンではありますが、冷静に考えると真生の抵抗力が弱くなると、発症してしまうし、危ないのでは‥と思うことも。
でも、ドラマですからね。実際に見ている最中は「こんなこと言われてみたいわ!」とめちゃくちゃ感動していましたが‥(苦笑)
②真生が感染しているのに啓吾と関係を持つ
啓吾がアメリカに発って3年後、二人は再会。
一緒に生きることを決め、二人は関係を持つ。
やがて真生は妊娠していることが発覚。
→結果的に、啓吾や子どもへの感染はなかったのですが、これって結構冷静に考えると結構危ないのでは‥?
もし啓吾に感染すると、真生を支えることもできなくなってしまいますし‥
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③お母さんの再婚
真生の母・弥栄子(田中好子)はパート先の出入り業者(?)の男性・伊沢さんと不倫関係にありました。
離婚して一緒になろうと、準備を進めていた中、真生の病気が発覚。
真生のことを考えてあげたいと、伊沢さんと別れを切り出すものの、辛くなったら会いに行ってしまい、そのことが真生や夫にバレて波乱に‥。
その後、一悶着もありつつ、伊沢さんとは別れ、真生や夫との絆も取り戻しました。
しかし、真生がアメリカに行くことになったことから、夫は弥栄子にも好きな人と一緒になりなさいと離婚届を差し出す。
その後、真生のアメリカ行きがなくなったものの、弥栄子は夫と離婚し、伊沢さんと入籍。
しかし、一緒には暮らさずに、家族で暮らしていた一軒家に真生や弟と3人で住んでいて、なおかつ時々、元夫が家を訪ねてきてご飯を食べる‥という仲に。
→お父さんがお母さんにも、好きな人と一緒に生きる人生を選んでほしいと離婚届を渡すシーンには泣けました‥。
でも、せっかく家族として再生し始めたのに‥そこでお母さん離婚しちゃう?とちょっと疑問。
しかも、3年後伊沢さんと入籍したのに、夫が建てたであろう一軒家に暮らし続けて、時々元夫が訪ねてくるって‥
真生のことがあるからというのもあるでしょうが、お母さんちゃっかりしているといえばちゃっかりしているなぁと思いました。
どちらかというと、伊沢さんと一緒にならず、やっぱりお父さんともう一度やり直してほしかったなぁ‥。
③真生、教会で突然亡くなる
さて、一番疑問が多いのが「真生の死因」について。
エイズを発症したものの、元気そうにしていたので、教会で倒れてそのまま亡くなったのに違和感を抱いた方も多いのではないでしょうか。
しかし、真生は何度も危険な状態になっていましたし、元気そうに見えてもかなり限界まできていたのかもしれません。
そして、最後の最後、愛する我が子を救うために、ものすごい体力を使って駆け寄り助けたことで、全ての力を使い果たしてしまったのでしょう。
そもそもなぜ赤ちゃんを一人にしておいた?というつっこみしたい部分もありましたが、最後のこのシーンは美しくも儚く号泣ものでした。
おわりに
つっこみどころが多々あるのは確かではありますが、今のドラマではできないようなことも多く、改めて見直すと新鮮で面白かったんですね。
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