Paperback

本のようにじっくり読みたい! 掘り下げて知りたい情報をお届けする深読み型ウェブマガジン

映画

ちょっと今から仕事やめてくるネタバレあらすじ原作から!ヤマモトの正体は双子?

投稿日:6月 28, 2017 更新日:

人気俳優・福士蒼汰さん主演映画「ちょっと今から仕事やめてくる」

ブラック企業で働く入社1年目の隆は、厳しいノルマや過酷な労働環境により精神的に追い詰められていた。

ある日、駅のホームで意識を失い、線路に落ちそうになったところを、ヤマモトと名乗る青年に助けられる。

ヤマモトに出会ったことにより、仕事やプライベートも少しずつ明るさを取り戻していく隆。しかし、ヤマモトは実は3年前に命を絶っていたことが判明する…

ヤマモトとは一体誰で、何の目的で隆の目の前に現れたのか?

今回は、「ちょっと今から仕事やめてくる」のネタバレあらすじと感想についてまとめました。ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

スポンサーリンク


ちょっと今から仕事やめてくるネタバレあらすじ【前半】

厳しいノルマ、上司からは罵声を浴びる日々、夜遅くまでのサービス残業に休日も鳴り止まない電話。

中堅の印刷関連企業に勤めて半年の青山隆は精神的にも肉体的にも追い詰められ、電車のホームで線路に落ちそうになったところをヤマモトと名乗る一人の青年に助けられる。

歯磨き粉のCMのように真っ白な歯を見せて「久しぶり」と笑う男は、小学校時代の友人らしいが隆には見覚えがない。

隆はヤマモトに誘われるがまま一緒に居酒屋に入り、トイレに行きたくなりヤマモトにかばんを預けた。

トイレの中で小学校時代の友人に電話をしヤマモトについて聞いてみると、どうやら「ヤマモトケンイチ」という男がいたらしい。

それでも隆は思い出せずヤマモトのいる席へと戻った。最初は不審に思った隆だが話し始めると昔から仲がよい友人だったかのようにとても楽しく時間はあっという間に過ぎていってしまった。

それから隆は週末や平日でも仕事帰りにヤマモトと会うようになった。

ヤマモトからアドバイスされ、寝てばかりだった休日も朝から起きてショッピングにでかけ身なりにも気をつけるようになった。すると不思議と気持ちが上向きになり、営業成績も少しだけ上がった。

ヤマモトは仕事をしていないらしく、就職しなくても意外と生きていけるとあっけらかんと答えた。隆は事情があるのかもと深く詮索はしなかった。

ある日、以前ヤマモトについて電話した友人から電話があり、「ヤマモトケンイチ」は今ニューヨークで舞台の仕事をしているとという。隆もフェイスブックで調べてみると確かにヤマモトケンイチはニューヨークにいることがわかった。

あの男は一体誰なのか?

疑心暗鬼に陥った隆は、ヤマモトをいつもの居酒屋に呼び出し「同級生ではないだろう」と聞いた。するとヤマモトは「勘違いやったわ」とあっさりと認めた。

ヤマモトの本名は「山本純」隆よりも3つ年上だった。興奮する隆だったが、謎も解けたし、まぁいいかと思えるようになった。

最近の隆は仕事も順調でこのまま受注数を伸ばし、社内で1番優秀な五十嵐先輩と肩を並べられるような営業マンになると隆は意気込んでいた。

そんな中、隆が担当していた会社への納品物が指定されたものと違うとクレームが入り、担当者は激怒していた。部長も激怒し、物凄い勢いで隆のデスクを思いっきり蹴飛ばす。

五十嵐先輩が仲裁に入ってくれ、取り引き先にも五十嵐先輩が折り合いを付けてた。今回の取引が上手くいけば、次はもっと大きな受注を受けられるチャンスだったのに隆はミスしてしまい落ち込んでいた。

何度も確認したのになぜあんなミスをしてしまったのだろうか。自分のふがいなさに涙が出た。

翌日から地獄の日々が始まった。

隆は担当を外され、その後の大きな契約は五十嵐先輩が引き継ぐことになった。隆は部長から毎日のように罵声を浴びせられ、次第に精神的に追い詰められていった。

仕事を終えて家に帰る途中ヤマモトに突然声をかけられた。最近は会っておらず、隆はヤマモトと楽しくお酒を飲める精神状態でもなかった。

しかし半ば強引にレストランに連れて行かれ、隆は最近自分のミスについてヤマモトに打ち明けた。ヤマモトは会社辞めたらとあっけらかんと言ってきた。

隆は、使えない自分を人間を雇ってくれる新しい会社も見つかるはずがない、今の会社にい続けるしかないと言った。

その後もヤマモトは仕事終わりの隆を待ち伏せするようになり、2~3日に1度は現れ色んな店に連れて行かれ転職を勧めてきた。

ある日隆は転職を勧めてくるヤマモトに頭にきて、仕事を辞めるのはそんなに簡単なことじゃないと言ったが、ヤマモトは「死ぬことどっちの方が簡単なわけ?」と聞いてきた。

そして、ヤマモトは隆が初めてあった日、駅でホームから落ちようとしていたことを指摘した。たまたまふらついただけと隆は言うが、ヤマモトは哀しそうな目をして「あの日のお前と同じ表情をしていたやつを知っていたから…」とつぶやいた。

スポンサーリンク


ちょっと今から仕事やめてくるネタバレあらすじ【後半】

ある日の休日、隆は一人街をぶらぶらしていた時、偶然ヤマモトの姿を見つける。

真剣な表情をして歩くヤマモト見つけ後をつけると、ヤマモトは墓地公園に行くバスに乗り込んだ。隆はヤマモトが時折見せる哀しい表情が気になっていた。

自宅に帰った隆は、隆はパソコンで「山本純」「ブログ」と打ち込み検索してみた。するとその中に「みぃ」という女性のページを発見した。

そのブログの中に「今日は山本純くんの命日」と書かれた記事があった。

記事の内容を読んでみると、彼は3年前自ら命を絶ったらしい。そして隆の目の前に現れた「ヤマモト」の写真が掲載されていた。驚いた隆は「山本純」「自殺」で検索をかけてみると、ある記事がヒットした。

それは、山本純(当時22歳)が当時務めていた会社の屋上から飛び降り自殺をしたという記事だった。隆が普段が会っているあのヤマモトと同じ顔が記事に掲載されていた。

隆の目の前に現れたヤマモトは幽霊で、自分が自殺したことを後悔し、隆の自殺をとめるために現れたのか。一睡もできなかった隆は、いつもより早めに会社に行きオフィスに行くと、誰かが出勤しており、隆のパソコンをいじっている。それは五十嵐先輩だった。

五十嵐先輩は突然現れた隆に明らかに動揺しており、隆はなぜ自分のパソコンをいじっているのか、また何かミスでもしていたのかと不安になった。

すると五十嵐先輩は隆が担当していた企業のデータで調べたいものがあってとすばやくパソコン画面を消した。

隆はヤマモトのことを考えても仕方ないと仕事に集中することにし、先日ミスをし迷惑をかけてしまった五十嵐先輩の力になればと担当先との会話をメモしたデータを渡した。

しかし、五十嵐先輩はデータはは全部渡せって言っただろと怒り「脅しているつもりか」とつぶやき去って行った。隆はわけがわからずもう家に帰りたい気持ちでいっぱいだった。

昼休憩が終わると、部長に呼び出され、散々フォローしてもらったのに、手柄取られたみたいな言い方しているんだってなと怒鳴られた。見に覚えのないことを言われ動揺する隆。

オフィスに戻ると同僚たちも隆を見ないフリをしていることがわかった。五十嵐先輩に屋上に呼び出され、隆は必死に謝った。すると五十嵐先輩は入社半年の隆に大口取り引き先を取られるのは困ると、隆が出した注文書を改ざんしたという。

隆は会社でも1番信頼していた人に裏切られた気持ちで胸が苦しく何も言えなかった。

日曜日の朝。

隆は会社の屋上に行った。もう少しで楽になれる。

すると後ろから突然ヤマモトの声がした。

なんとなくヤマモトが来るような気がしていた。今自分が命を絶ってもどうせすぐに会える、だって山本純は3年前になくなっているからと隆は言った。

しかし、ヤマモトはそっと「冷たいか触ってみ」と手を差し出し、ヤマモトの手を触ると、温かかった。そして泣き出す隆をヤマモトはゆっくりと屋上のふちから下ろした。

「お前の人生の半分はお前と、お前を大切に思ってくれる人のためにある。残されたものの気持ち考えたことがあるか」

隆は両親の顔が脳裏に浮かんだ。

父親は隆が高校生の時、会社が倒産し家族で実家の山梨に引っ越した。東京から離れるのが嫌だった隆は両親とケンカし、父親を責めひどいことを言った。

早く東京の戻りたく東京の大学を受け飛び出すように実家を出た。大学まで行かせてくれて、仕送りもしてくれて…。

自分が死んでも心から悲しむ人間なんていないと思っていた。両親のことなんて思い出す余裕もなかったことに気づいた。

隆は久しぶりに実家に電話した。母は東京が嫌になったら帰ってきたらいいと優しく言った。両親が一生懸命育ててくれた命を簡単に捨てようとした自分の愚かさを責め、ひとりじゃないと思った。

隆は、あのブログ主の「みぃ」にメッセージを送り、何度かやり取りした後、大阪に向かった。ブログ主のみぃに教えてもらい訪れた家では、年配の女性が隆を温かく出迎えてくれた。

隆は仏壇に手を合わせ、お茶を出してくれた女性が話し始めた。「逃げ方を知らなかったあの子は自分から人生を降りてしまった…」隆は、最近まで自分もそうだったことを話す。

でも、自分はアイツと出会って変わった、アイツが本当に大切なことは何かって教えてくれたと告げる。

その女性はあの子が家に帰ってこなくなったのは自分が精神的に弱ってしまい、純と同じ顔をしたあの子を見るたびに辛くなってないていたから…結局大切なものを二つとも自分の手で傷つけたと話した。

あの子からは一方的に元気だから心配しないでと連絡が来ただけで、どんな人生を送っているかわからないのと言った。

隆は去り際「アイツは名前の通り純粋で優しくて、とても強い。僕もアイツも一生懸命生きていきます」と言い、純とアイツの母親は涙を流しながらありがとうとつぶやいた。

スポンサーリンク


東京に戻った隆は、身なりをきれいにし颯爽と家を出た。そして職場近くの喫茶店でヤマモトを呼び出した。

隆はヤマモトにお礼を言い、笑顔で「ちょっと今から仕事やめてくるわ」と言い喫茶店を出て行った。そして隆は部長に今日で会社辞めますとと言い放った。

すっきりとした表情の隆に部長は、血相を変えて隆に罵声を浴びせ続ける。

しかし隆は「俺の人生は俺と周りの大切な人のためにある。世界を変えることはできないけど自分の人生は変えられる。そして両親を大切にして生きていく」そう言い放つと、隆は会社を後にした。去り際五十嵐先輩が頑張れよとつぶやいた。

会社を出た隆は、颯爽と走り出し、かばんをぶんぶん振り回しながらスキップしそうな勢いだった。

「自由だ!」

急いで、ヤマモトが待つ喫茶店に向かった。しかし、喫茶店にヤマモトの姿はなく店員からヤマモトから預かったという1枚のメモを渡された。「人生ってそれほど悪いもんじゃないんだろ?」と書かれていた。

純がなくなってから、俺は鏡を見れなくなっていた。

何人助けたって純は戻ってこないが、自分の目に留まる人でも助けたい。山本優はそう思っていた。

そして、隆のことを思い出していた、

あれから2年経ったが隆のことを忘れたことはなかった。最後に見た隆はスキップして横断歩道を渡っており、その姿は優の気持ちを癒してくれた。

その時、後ろから一人の男に声をかけられた。振り返るとそこに立っていたのは隆だった。「純、人生はそれほど悪いもんじゃないぞ」山本優は純に心の中で語りかけたのだった。

(おわり)

ちょっと今から仕事やめてくるネタバレあらすじの感想

隆の目の前に現れた「ヤマモト」の正体は、自ら命を絶った山本純の双子の兄?弟?の山本優でした。

原作には双子なのか兄弟なのかはっきりとは書かれていませんでしたが、顔が激似ということからおそらく双子という設定なのでしょう。

仕事で精神的に追い詰められた隆を、幽霊となった純が同級生を装い救いに来たというストーリーなのかと思いきや、まさかの実は双子で実在する兄?弟?だったという予想をはるかに超えた感動の物語でした。

仕事で精神的に追い詰められる…これ多くの人は誰でも一度は経験したことがあり、もしくは今まさに自分そうだ…という方多いのではないでしょうか。

自分の人生は自分のためと半分は周りの大事な人のためにある。隆がヤマモトに言われ気づき実家に電話するシーンは号泣ものでした。

働く全ての人に共感できる小説なので気になる人はぜひ原作と映画合わせて楽しむことをおすすめします!

今仕事で行き詰っている方も新たな1歩を踏み出すきっかけの作品になるかもしれません。

スポンサーリンク


-映画

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

ダークシャドウネタバレあらすじ結末を簡単に!続編は映画ヒットならずで企画倒れ?

俳優ジョニー・デップ×監督ティム・バートンがタッグを組んだ映画「ダークシャドウ」が金曜ロードショーにて放送されます。 主人公を演じるジョニー・デップがヴァンパイアとなり200年ぶりに蘇りコミカルに滅び …

レイダース失われたアーク聖櫃ネタバレあらすじ結末まで!文句なし冒険活劇映画の最高傑作!

人気アクション映画シリーズ第1作品目「レイダース/失われたアーク<聖櫃>」が土曜プレミアムにて放送されます。 世界征服を目論むナチス・ヒトラーが不思議な力が宿るという「アーク(聖櫃)」を手に入れようと …

no image

ゆとりですがなにか続編SPネタバレあらすじ前編!茜の秘密,山路の急展開に衝撃!

2016年の夏に放送された人気ドラマ「ゆとりですがなにか」がスペシャルドラマとして帰ってきます! 1987年「ゆとり第一世代」と呼ばれる世代に生まれた3人の男たちの友情、恋愛、そして社会人としての葛藤 …

君の膵臓をたべたいネタバレ結末内容を原作から!桜良病死でない本当の死因に絶句…

泣ける!と評判のベストセラー小説「君の膵臓を食べたい」が映画化され話題となっています。 「君の膵臓を食べたい」という、少しぎょっとするタイトルですが、内容は膵臓を患い余命わずかな少女とクラスメイトの男 …

インサイドヘッドあらすじネタバレ簡単に結末まで&感想!感動で涙が止まらない!

2015年に公開された映画「インサイドヘッド」 人間の感情をキャラクター化し、ピクサースタジオが手がける長編アニメーション映画です。 数々の賞を受賞し、興行収入40億円を突破し大ヒット! 今回は、「イ …