「世にも奇妙な物語」の題材としても使われた「This Man」
世界中の色んな人の夢に現れる謎の男です。
2006年から検索され始め、これまで2000人以上の夢に出てきたと言われています。
しかし、最近このThis Manの正体が判明し、実はイタリアでの広告実験だった?という説が濃厚なようです。
気になったので詳しく調べてみました!
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This Manとは?
まず「This Man」について軽く説明したいと思います。
始まりは2006年ニューヨーク。
一人の女性が精神科を訪れ、現実には会ったことない男が夢に度々出てくると言い、その男の似顔絵を書いた。
数日後、別の男性が精神科を訪れ、先ほどの女性と同じく会ったことがない男が夢に出てくると話す。似顔絵を描いてもらうと、女性が書いた顔と似ていた。
不思議に感じた精神科医は、別の医師にこの絵を送り説明する。すると他の患者もこの男と似たような絵を描いたという人が複数見つかる。
この男の正体を突き止めるべく、ネット上でウェブサイトを開設すると世界各国からこの男の目撃証言が続々と寄せられた。
ちなみにそのウェブサイトはこちら(英語)
http://www.thisman.org/index.htm
世界中の夢の中に出てくると言われるこの男は一体誰で何を意味するのか…?世界中で都市伝説として広まっていった。
This Manの正体はイタリアの広告実験だった?目的は…
世界中で広まったこの「This Man」
しかし、自分の夢に出てきたことがある!といった証言は多く寄せられていますが、実際に生身の人間として目撃したという人は出てきていません。
それもそのはず。
実はこのThis Manの正体は、イタリアの社会学者&マーケターであるアンドレア氏が行ったマーケティングのひとつだったのです。
アンドレア氏はゲリラマーケティングという会社を運営しており「This Man」は彼によって作成されたもの。
なぜ彼はこのThis Manを作ったかと言うと、口コミを利用した低コストのマーケティング手法の社会的実験だったようです。
先ほど、患者が描いたという男の似顔絵はコンピュータによって誰もが見たことあるような顔を作成し、本当にあったようなストーリーを付け加え、なおかつ世界中にこの男を夢で見たことがないか?とばらまけば、なんとなく思い当たるような…
と人間の心理をうまく使った一種のマーケティングの広告実験だったというわけですね。
This Manの正体判明!イタリアの広告実験で目的は…おわりに
今回は、世にも奇妙な物語に登場する「This Man」の正体について紹介しました。
正体がわかってすっきりしたような…
がっかりしたような複雑な気分ですが、自分の夢に毎回出てくるようだと怖いので実在しないことがわかってよかったかもしれないです…!
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