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セシルのもくろみ原作ネタバレ結末!ドラマ最終回は違うラストの可能性大!

投稿日:7月 22, 2017 更新日:

真木よう子さんが主演を勤めるドラマ「セシルのもくろみ」

独身、専業主婦、兼業主婦、シングルマザーなど、それぞれの立場に置かれた女性たちが、「女の幸せ」を求めて奮闘し、葛藤しながらも生きていくドラマです。

題名ともなっている「セシル」とは、登場人物の名前ではなく、フランソワーズ・サガンの小説「悲しみよこんにちは」に登場する主人公セシルから取ったもの。

主人公のセシルは、一見可愛らしい女の子だが、その容姿からは想像もつかないような、もくろみを持ち、愛への独占欲、完璧なものに対する反発、美しいながらも残酷さを兼ねそろえていました。

女性の中には誰しも、こういったセシルの顔を時折覗かせる、つまりセシルは女そのものの象徴であるということから小説のタイトルにつけられたものです。

小説の中では、真木よう子さんが演じる主人公・奈央は専業主婦の傍ら、ふとしたきっかけで華やかなファッション業界に足を踏み入れます。

華やかできらきらしたイメージとは裏腹に嫉妬、裏切り、不倫など次々と勃発する問題。そんな中でも、自分らしく成長していく姿を描いたストーリーになっています。

小説が原作とのことで、さっそく読んでみたところ、登場人物の名前から、設定の部分なども結構違うということが判明。

そこで今回は「セシルのもくろみ」の原作小説の方のネタバレとあらすじを、ドラマと比較しながらまとめてみました。(※登場人物についてはわかりやすくするためドラマに合わせています)

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セシルのもくろみ原作ネタバレあらすじ【読者モデルの道へ】

主人公・宮地奈央(真木よう子)は、大手自動車メーカーにてエンジニアとして勤務する夫・伸行(宇野祥平)と息子・宏樹(佐藤瑠生亮)の3人で都内の高層マンションに住んでいた。夫と息子を送り出し、家事を済ませ窓の向こうに広がる風景を見ながらフレーバーティーを飲むという自身でも幸せと思える優雅な生活をしていた。

学生時代に伸行と知り合い、結婚するまでは画廊の受付をしていたが、2年ほど勤めた後、家庭に入った。春から私立中学に通い始めた智樹も手がかからなくなってきたため、習い事か趣味でも始めたいと考えていた。

ある日、奈央が通っていた女子大の同窓会が開かれ久々に友人たちに再会。しかし、同窓会では自然と、専業主婦組、共働き組、独身組に別れ、それぞれが微妙にマウンティングを始める。

専業主婦「働かなくても食べてゆける余裕があるわ」独身組「自分の欲しいものを買うにも旦那からお金をもらうなんてできない」共働き組「社会につながって不安じゃないの?」それぞれの立場に格好つけていた。

奈央はこの時の同窓会にて、久々に再会した専業主婦の友人・文香に誘われ、半ば強引に人気ファッション雑誌「ヴァニティ」の読者モデルのオーディションを受け、見事合格。しかし、絶対に受かると思っていた文香は落ちてしまった。奈央が合格したことに嫉妬した文香は「読者モデルなんて下品」と嫌味を言い、疎遠となってしまう。

この時に採用された読者モデルは、奈央以外に、坂下葵(佐藤江梨子)、小田萌子(藤澤恵麻)の3人。葵はハーフの美人で、旦那は外資系ファンドに勤めている。萌子はハイソな奥様系美人。お嬢様育ちで、旦那は外科医だという。二人共容姿端麗で、セレブな奥様。

読者モデルは私物や私服を紙面で紹介することがある。葵も萌子もセレブとあって、とても奈央には手が届かない高級品ばかりを持ってきた。二人に比べ地味な奈央は、スタイリストに用意してもらったりと、負い目を感じていた。

そんな中でも奈央はおねぇ系カリスマヘアメイクの・安原トモ(徳井義実)に励まされダイエットや自分磨きを行い、慣れない撮影に挑んでいく。

<ドラマの設定>
奈央は北春日部に住むパートとして働く主婦。体育会系でおしゃれにあまり興味がない地味めであり、旦那は金型仕上げのエンジニア。ヴァニティにはスカウトされ、読者モデルとしてファッションの世界へと足を踏み入れる。

平凡で自分を美しく見せることに抵抗がある奈央だったが、ヘアメイクのトモやカメラマンの山上に美しく仕上げてもらい、撮影に挑むのだった。またドラマでは文香は登場しませんね。

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【トップモデル・ハマユカとの出会いと素顔】

ヴァニティはアラフォー世代に人気モデル愛称「ハマユカ」で知られる浜口由華子(吉瀬美智子)がカバーモデルとして活躍していた。編集長を務めるのは南城彰(リリー・フランキー)、そしてモデルたちの調整は主にデスクの黒沢洵子(板谷由夏)が行っていた。

ハマユカの旦那は有名な小説家で息子が一人。その息子は偶然にも奈央と同じ中学に通っていた。

ある時、息子の学校のイベントに参加した奈央はハマユカに突然話しかけられる。驚きを隠せない奈央だったが、ハマユカはヴァニティのページをくまなくチェックしており、奈央のことを知ったていたのであった。ハマユカも読者モデルから専属モデルになったということもあり、何かと奈央を気遣ってくれ交流を深めていく。

ハマユカに誘われ自宅に遊びに行った奈央は、ハマユカの旦那が早い時間から酒を飲んで酔っ払って帰宅したところに遭遇する。慌ててハマユカは旦那を介抱しようとするが、隣に住んでいる義母が現れハマユカに嫌味をいい、旦那を自分の家へと連れて行く。

絵に描いたように幸せな結婚生活を送っているようなハマユカだったが、家庭はあまりうまくいっていない様子。誰しも表には見えない何かしらの問題を抱えているのかもしれないと感じる奈央だった。

【読者モデルとしての闘いと禁断の恋の予感】

ある日、雑誌の企画のコーナーに登場した奈央は、その等身大で親しみやすい雰囲気が読者の心をつかみ、単独でのコーナーを持つことが決まる。企画の内容は、きれいになるために今巷で流行のものに奈央があらゆるものに実際に体験していくというもの。

連載1回目はロンドンから帰国したカリスマ美容師にカットしてもらい大変身!という企画だったが、想像以上に似合わない髪型にされてしまい、編集部も困惑。

結局、萌子の1日を紹介するページにすり替えられ、奈央の初回連載はお蔵入りとなってしまった。しかし、奈央、萌子と連載を持っているのに、何もコーナーを持っていない葵は激しく嫉妬し、いつしか読者モデルの間では不穏な空気が漂い始めていた。

そんなある日、ヴァニティの専属モデルのナンバー2とナンバー3が現場にて激しく口論を始め、それが原因で二人はクビとなる。ナンバー2とナンバー3が抜けたことにより、葵が専属モデルに抜擢された。

ところが、その後、葵はカメラマンとの不倫写真を何者かによって「ヴァニティ」の関係者にばらまかれ、専属モデルの話しもなくなりヴァニティから去っていく。後に、写真をばらまいたのは萌子であることが発覚し彼女も辞めることになる。

立て続けに読者モデル2人がやめてしまい、1番地味だった奈央だけが取り残されてしまった。編集部では読者モデルのコーナーもリニューアルすることが判断され、奈央もクビ同然に辞めざるを得ない状態に。

クビが決まり、最後の企画として奈央は、うんとおしゃれして旦那と恋人の時のようにデートにでかけるという企画を提案し、採用される。

メイクをし、髪を整え、ドレスアップしてお洒落なレストランにて旦那とのデート。奈央の旦那も顔出しなしでOKする。しかし、撮影当日旦那は会議が入ったとドタキャン。代役として編集長の南城彰(リリー・フランキー)が急遽旦那役を務め、まるで本当の恋人のような雰囲気で撮影はスタート。

南城にきれいだと褒められ、撮影とはいえどスマートなエスコートや立ち振舞いに奈央は心揺れ動いていたのだった。

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【読者モデルクビからの復活!新たな女の戦場へ】

読者モデルをクビになってから奈央は家庭に入るか、仕事をするか悩んでいた。

そんなある日、洵子から奈央の元に専属モデルにならないかとの連絡が入る。最後に撮影した企画が好評で読者のアンケート1位を取ったという。洵子たち編集部も、親近感のある読者に近いモデルさんが必要なのではないかと改めて気づき、奈央にオファーをしてきたのだった。

こうして、専属モデルとなり新たなスタートした。

さらにヴァニティのトップモデルとして君臨してきたハマユカが年齢が高くなったこともあり、雑誌の読者層に合わず引退するという。

すぐさま、引退の噂は広まりトップモデルの座に就こうという女性たちが次々と現れ始める。時期候補として、テレビでも活躍する安永舞子(長谷川京子)がヴァニティの専属モデルとして入ってきた。

舞子は昔、ヴァニティのモデルをしておりハマユカのライバルでもあった。自身が表紙になれると思っていたが、ハマユカがカバーモデルとなり、テレビの世界へと転身したのだという。今回、ハマユカがヴァニティを引退することを知り、自ら南城編集長に声をかけ舞い戻ってきたのだった。

舞子はハマユカとは対照的で、気が強く派手な女性。しかし、テレビに出演しているため知名度はそこそこある。次のヴァナティの表紙となれば、読者層も広がるのではないかと編集部も考え舞子をモデルとして起用した。

舞子を初めとし、読者モデルから専属モデルとして活動し始めた奈央への風当たりは強かった。

みんな、表面上はそれなりに仲よさげにしている。しかし、腹の底では全く違うことを思い、相手がいなくなれば手のひらを返したように悪口を言い始める。モデルの世界だけでなく、少なからず女同士はそういうところがあるが、モデルの世界では特にその戦いが強烈に繰り広げられているように感じていた。

そんな女の戦場とも言えるこの世界で奈央は、家庭と両立しながらも専属モデルとして仕事をこなしていった。

ヴァナティの専属モデルに抜擢されてから、沖田江里(伊藤歩)という女性を紹介される。彼女は紙面に掲載された商品の説明や紹介などを書くファッションライターであり、中でも江里が担当したページの商品はいつも問い合わせが多いというやり手のファッションライターだった。

仕事ができるキャリアウーマンながらも江里は可愛らしい雰囲気で、奈央に優しい言葉をかけ何かと手助けをし、心強い味方となった。

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撮影にも慣れてきた頃、江里の提案によりヴァニティのトップモデル・ハマユカとの企画が決まる。奈央がハマユカと一緒に買い物に出かけ、ショッピングの極意を教わるというものだった。ハマユカもトップモデルながら、新人モデル奈央との共演を快く引き受けてくれ、ハワイでの撮影が行われることになった。

ハマユカ最後のロケになるかもしれないということからか、南城編集長が同行するという異例の体制で撮影が始まった。ロケ中、ハマユカは奈央を優しくフォローをしてくれ、仕事はハードながらも楽しいひとときを過ごすことができた。

無事に撮影が終わったりどっと疲れが出たせいか、奈央は体調を崩し、部屋で休んでいた。夜遅く目を覚ましていた奈央がベランダに出ると、外を歩く南城編集長の姿を発見する。奈央は感情が高まり、部屋を出て南城のもとに向かった。

南城の近くまで行き、声をかけようとしたその瞬間、別の女性がいるのを見かけてしまう。それはハマユカだった。そして、二人は互いを見つめ合いキスをしたのだった。

【ヴァニティの変化】

ハワイでの出来事があってから奈央はハマユカと南城編集長の姿が頭から離れなくなっていた。いてもたってもいられず、メイクのトシにさりげなく二人の関係を聞く。

ハマユカがヴァナティのモデルをするようになって8年程…。もはや二人は男女の関係であるという噂は周知の事実だった。ハマユカがヴァニティを引退することになってから、南條はハマユカのために新たな年齢層をターゲットとした雑誌を企画していた。

しかし、不景気ということもあり雑誌の企画は白紙になった。もしかしたらハマユカは南城に裏切られたという思いもあるのかも…とトシが話す。憧れのハマユカは、奈央が惹かれ初めていた南城編集長と不倫関係にあった。二人共違った顔を持っていることに複雑な思いを抱えていた。

それから二週間後、ヴァニティの誌面が大幅にリニューアルされることになり、新たな専属モデルが2人入ることになる。

一人目は大沢レイコ。モデル出身でタレントとして活動していたが、有名なミュージシャンと結婚。しかし、2年ほど前に離婚しワイドショーでも派手に取り上げられていた。

二人目は野沢真奈美。高視聴率女王として売れっ子の女優だったが、俳優との結婚を機に仕事をセーブし事実上の引退状態に。子供はいない。

ヴァニティは幸せな奥さんがテーマであり、仕事を持っていてもあくまでも家庭に軸があるというスタンスだった。そのため、離婚し派手な報道があった大沢レイコはイメージが合わないし、子供がいない野沢真奈美は、ママ友企画や学校行事ファッションといった企画はできない。

二人共ヴァニティのイメージとは違う、つまり編集部はヴァニティそのもののイメージを大きく変えようと考えているのではとモデルたちは噂していた。

しかし実は、二人を抜擢したのはハマユカの推薦もあったという。最近のハマユカは編集会議にも積極的に参加し、ヴァニティの売上も落ちてきてこともあってか、変化も必要だと助言したのだった。

これまでのヴァニティのコンセプトが変えられると、モデルの入れ替えもどんどん行われる可能性も十分にありえる。自分は生き残っていけるのだろうか…。うかうかしていたら、自分の居場所なんてすぐに、他の誰かに奪われてしまう。奈央はふとそう考えていた。

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ハマユカは引退が近づいたせいか、様々なモデルと最後のひとときを楽しむかのように交流をしていた。ハワイでの一件があってから、ハマユカに複雑な感情を頂いていた奈央だったが、トップモデルながらも誰にでも気さくなハマユカの姿を尊敬していた。

ハマユカの時期後任が噂される中、なんと奈央も表紙の候補としてあがっていると知らされる。有力なのは舞子であるが、何かと問題もあるため奈央が大抜擢される可能性も十分にありえるという。

とはいっても奈央は自信を持てずにいた。そのことを江里に打ち明けると、顔にあるしみやほうれい線のしわなど顔のお直しをしてみてはと提案される。メスは入れないもののプチ整形であることには変わりない。一度手を伸ばしてしまったら、他の部分もどんどん治したくなるのではないか。それに、ある意味シワやしみはこれまで生きてきた勲章であると奈央は考えていた。

旦那がいて子供がいて、ごくごく平凡な主婦だった自分がふと遠くの場所に来てしまったように感じた奈央だった。

それから数日後、奈央がひとりで受け持つ特集コーナーに抜擢され撮影が始まった。メイク室に到着すると、舞子が隣にメイクをしていた。いまだ舞子と合うと緊張する奈央。

すると舞子はまだ新人の奈央に特集を任せられたことが気に食わないのか嫌味を言い始める。これまでも舞子に合うたびに嫌味を言われて続けたが、奈央はだまって耐えてきた。

しかし、散々嫌味を言われたあと、「そんなシミをつけたような顔でモデルをしてるなんて恥だ」と言われる。奈央は怒りが爆発し「いつかあなたより人気をとるわ」と宣戦布告。舞子は怒りを露わにし、その場から去っていった。

このことは奈央の中に眠っていた何を目覚めトップモデルを目指すきっかけとなる。奈央は美への執着がわきはじめ、躊躇していたシミをレーザーで取り自分磨きを始めた。

後日、新たに表紙モデルが発表される日が訪れた。ドキドキしながら連絡を待つ奈央。しかし、結果的に奈央は選ばれなかった。舞子も、むしろヴァニティで活躍している専属モデルは誰も選ばれなかったのだ。

抜擢されたのは、候補にあがっていることすら知られていなかった人気歌舞伎役者の妻であり元女優の御木本由香が選ばれたのだった。

時は流れ、ハマユカがヴァニティを去るときがやっていた。ハマユカがヴァニティにもたらした功績は大きい。南城編集長の腕もあるが、ここまで売上を伸ばせたのもハマユカの人気があってのことだと言える。

最後のスタジオでの撮影には多くの人が集まり、奈央もハマユカと過ごしたときのことを思い出し、目頭が熱くなった。ハマユカが引退するという噂は業界中に広がっており、他の女性誌からの誘いもあった。しかし、もうモデルはやらないと言いすべて断ったという。

ハマユカは潔く「新しいヴァニティを楽しみにしている」と言い残し、去っていった。スタジオの影から南城編集長はハマユカを見守っていたが、ハマユカは決して南城編集長の方を見ることはなく去っていった。

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【ヴァニティへの引き抜き!奈央の選ぶ道とは?】

ハマユカが引退し、新たなヴァニティが始まった。後任の、御木本由香が表紙モデルになったことはテレビでも取り上げられ注目を集めた。しかし、表紙が変わってから売上はがくんと落ち続けた。

現場の雰囲気も良くなく、全体的に沈みがちだった。

由香をモデルにしたことが裏目に出たのではないかと噂されるようになり、由香を強く勧めたのは南城だったという、しかしこれだけ数字が悪いと南城の立場も悪くなる。

しかし、ヴァニティをここまで成長させたのは南城だ。

奈央は、またかつてのヴァニティのように女性たちに愛される雑誌になる、南城がいる限りはまたもとに戻せると信じていた。

そんなある日、江里がヴァニティを辞めることにしたと告げられ動揺する奈央。新しく出版される40代前半をターゲットとした「ジョワイユ」という女性誌から誘いを受けており、そちらに移籍するという。さらに、最近ヴァニティをやめたモデル数人、さらにはカメラマンやスタイリストやメイクもジョワイユに移籍することになっているという。

ジョワイユはヴァニティから大幅な引き抜きを始めていたのだ。そして、驚くべきことにジョワイユのエグゼクティブ・エディターはハマユカだった。奈央もハマユカから移籍してこないかと直々に話しを持ちかけられる。

実はハマユカはモデルを引退後旦那と離婚。エディターとしても一人の女性としても新たな人生をきっていたのだった。

ハマユカ直々に誘われ奈央は迷っていた。彼女のことは信頼しているし、今のヴァニティはすっかり変わってしまっている。でもヴァニティに育っててもらった恩もある。ライバルとなるジョワイユに移籍するのを躊躇していた。

後日、突然南城編集長に呼ばた奈央は、ヴァニティを支えてほしいと告げられる。南城編集長は、ハマユカから引き抜きの話しがきていることを知っていた。その時、まさかハマユカは南城への復讐もあったのではないかと考える。

ハマユカは新雑誌が創刊できなかったことだけでなく、南城編集長と一緒になることを望んでいたのではないか。しかし、結局その願いは叶えられることはなかった。裏切りとも取れる行為が、彼女の何かを奮い立たせるきっかけともなったのかもしれない。

南城編集長と話した一週間後、南城編集長は資料室へと飛ばされた。おそらく売上低迷による左遷だた。奈央の支えであった南城編集長もいなくなってしまった。

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奈央はひどく迷っていた。

南城編集長が移動になる日、奈央は帰宅する南城編集長を追いかけ声をかけた。もう二度と会うことができないかもしれない。奈央は感情が高まり、自分の気持ちを伝え二人は一線を超えてしまった。

迷った末、奈央はジョワイユへの移籍の話しを断った。南城が左遷され、売上も落ちているヴァニティ、このままいけば休刊もまぬがれない。

しかし、奈央は低迷しているからこそ、できることをやりたい。ヴァニティに仁義を通ることを決めたのだった。

同じくジョワイユから誘われていた舞子にメイク室で再会し、彼女も移籍を断ったという。表紙の話しもあったのになぜと聞く奈央。すると舞子は、ヴァニティのイメージが定着しつつある自分をジョワイユの表紙にするのはすぐには難しい。

つまり、表紙にというのは、ヴァニティにダメージを与えるためのハマユカの作戦であると思ったという。奈央は驚き、ハマユカはヴァニティにまたトップ雑誌になってほしいと言っていたという。

しかし、舞子は、ハマユカはモデルではなくエグゼクティヴ・エディターとして就任した。売上が悪ければ、南城のようにクビが飛ぶ。そんな自分の生活もかかっているのに、ヴァニティにトップになってほしいと本気で思っているわけがない、自分の雑誌を何がなんでもトップにもっていくように仕向けているはずよと言い放った。

奈央は信じたくなかった。しかしそれと同時に妙に納得してしまった。

ある日、久しぶりに文香から連絡があった。なんと「ジョワイユ」で読者モデルをすることになったという。奈央が読者モデルに合格した時「下品よ」と言い放った文香。それを言い訳するかのように「ハマユカからどうしても言われて」といった。

そしてヴァニティの低迷していることをあざ笑うかのように心配され、奈央の中に負けたくないと何かが燃え上がり始めた。それは文香、そしてハマユカ、舞子にも。初めた湧き上がってきたその気持ちは情熱のようで、闘争心とも言えるものであった。

奈央はその気持ちを抱え、トップを目指していくのだった。
(おわり)

【セシルのもくろみ原作感想とドラマ版結末予想】

原作小説では、奈央がトップモデルを目指す決意をしたところまでで終わっていました。もしかしたら、ドラマ版では奈央がトップモデルに君臨し低迷したヴァニティの人気を復活させたところで、奈央は家族の幸せを選び、元の生活に戻るのではないかなと思います。

また南城と一夜を共にした奈央でしたが、そのまま不倫の道へとは走らず、開けてはいけないパンドラの箱を抱え何食わぬ顔で、モデルで夫も子供もいる誰が見ても幸せそうな「奥さん」を続ける選択をするというところは、なんだか恐ろしくも感じました。

読者モデルとして新たな1歩を踏み出してきた奈央に降りかかる女のドロドロした世界が描かれていましたが、どのシーンもわりとあっさり描かれていたので、それが逆によりリアリティを感じました。

そして、トップモデルながらも気さくで奈央のような新人にも優しいハマユカですが、最後にジョワイユでの復讐からも、結局1番「セシル」だったのはハマユカだったのではないかと思います。

原作小説も非常に読みやすかったので、ぜひドラマと合わせて読むことをおすすめします!

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-ドラマ

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