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乱反射ネタバレあらすじを小説原作から!結末で聡が知る事実が衝撃的‥

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メ~テレ開局55周年を記念して、井上真央さん、妻夫木聡さんが出演する「乱反射」が放送されます!

倒れてきた木によって、犠牲になり幼い子供が亡くなった。

不運な事故のように見えるが、実は事故が起きたのには誰もが日常の中で、悪いとは思いつつもやってしまう、小さな罪が原因だった。

ドラマの番宣を見て、これは面白そう!と思い、原作を読んでみた所、ラストの結末に鳥肌‥!

今回は「乱反射」ネタバレあらすじと感想を簡単にまとめてみました。

ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない人はご注意下さい。

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乱反射ネタバレあらすじ【始まり】

ある日、突然強風に煽られ倒れてきた木によって、2歳の男の子・翔太くんが下敷きとなる事故が発生。

母である光恵(井上真央)は必死に助けを求め、近くの病院に早く搬送してもらうようにお願いするが、最も近い病院からは受け入れを拒否されてしまう。

やがて別の病院に搬送されたものの、翔太くんは亡くなってしまった。

一見すると、不運な事故のように見える。

しかし、翔太くんの父であり新聞記者の加山聡(妻夫木聡)は調べるうちに、単なる事故ではなくこれが「殺人」であることを知っていく。

乱反射ネタバレあらすじ【それぞれの事情】

■三隅幸造(田山涼成)

定年退職後、妻や娘に相手にしてもらえず、トイプードルを飼い溺愛している。飼い犬が散歩中、街路樹の根元に糞をするが、腰が痛く始末するのに困り、放置し続けている。

 

■田丸ハナ(梅沢昌代)

専業主婦。娘から母のように生きたくないと言われ、自分の承認欲求を満たすため、道路拡幅工事による街路樹伐採の反対運動をする。

 

■足達道洋(萩原聖人)

樹木医。息子の誕生をきっかけに、極度の潔癖症になる。市からの委託を受け、街路樹の診断をする。

 

■小林麟太郎(芹澤興人)

市の職員。街路樹伐採の事前調査中に犬の糞を見つけ、上司から始末するように言われる。

 

■久米川治昭(三浦貴大)

できるだけ責任を負いたくないという気持ちが強く、夜間の緊急外来を担当する内科医。

 

一見すると、何の関係もないように思えるが、それぞれの小さな罪が事故へとつながってしまった。

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乱反射ネタバレあらすじ【小さな罪が招いた悲劇】

事故の数日前、市の依頼によって、街路樹の健康チェックに来ていた樹木医の足達(萩原聖人)

しかし、街路樹伐採の反対運動をしている、主婦の田丸ハナ(梅沢昌代)が抗議をしてくる。

足達は、健康チェックに来ているだけで伐採とは関係ないと言うがハナたちは、聞く耳を持たず、猛反論。

足達はその日、健康チェックができず、後日改めて行うことにした。

 

その後、市の職員である小林麟太郎(芹澤興人)は、街路樹の根本に犬の糞が放置されており、乾燥して空気中に舞ったりしていると苦情を受け、仕方なく片付けに行く。

割り箸で糞を拾おうとするも、溜まったフンはなかなか拾うことができない。

大学を出て、公務員試験に受かった自分がなぜこんな仕事をしているのかと嫌々ながらも片付けを始めた。

しかし、通りすがりの子どもたちから「犬のフンを片付けるような仕事はしたくない」と言われ、嫌気が差し片付けを放置し、職場に戻ったのだった。

 

事故当日の朝。

三隅幸造(田山涼成)は愛犬の散歩にでかけ、いつもの場所(街路樹の根本)で愛犬にフンさせた。そして片付けることもなく、放置し去っていった。

 

その後、先日ハナたちに邪魔され診ることができなかった、樹木医の足達が街路樹の点検にやってきた。

そして、問題の木の前に立った時、鳥肌が立った。

されたばかりであろう犬のフンが、木の根元に放置されている。

さらに、それだけでなくこれまで放置され続けたフンが乾燥し舞っていた。

極度の潔癖症である足達はこの状況が耐えられず、上司に代わってほしいと言うこともできず、この木だけ診断をせずに帰っていった。

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そして、その日の夜。

強風で煽られ木が倒れ、翔太くんが下敷きとなってしまった。

光恵は、現場近くにすぐ病院があることを知っており、そこの病院に搬送してもらうように救急隊員にお願いした。

しかし、病院側からは受け入れを拒否されてしまう。

 

この病院の緊急外来を担当していた久米川(三浦貴大)は、事故の知らせを受けていた。

しかし、自分は内科医だし、外科医を呼んでいるうちに、もしものことがあれば、責任を追求されるかもしれない。

それに、その時間、症状は風邪程度だが夜間外来に多くの患者が来てきた。

このこともあり、久米川は受け入れを断ったのだった。

 

元々夜間の緊急外来に来る患者は少なかった。

しかし近くに住む身体の弱い大学生が、夜間ならすぐに診てもらえると来はじめた。

さらにその大学生が、友達に教えたことによって、いつの間にか拡散され、風邪程度でも多くの大学生が来るようになっていたのだった。

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乱反射ネタバレあらすじ【さらなる絶望】

全ての真相を知った聡は、それぞれに接触。

知らせを受けた樹木医の足達は責任を感じ、警察に出頭。

そして、結果的に業務上過失致死傷罪で逮捕され、自らも深く反省した。

 

しかし、他の人物は「自分は関係ない」「私のせいではありません」との一点張りだった。

自分が起こした小さな罪への後ろめたさはあったものの、自分を擁護するあまり、事件との関係性を否定した。

 

聡に謝るものはおらず、誰も責任を取ろうとしない‥

聡はこの現実に失望した。

 

やがて、聡は事件に関するホームページを自ら立ち上げる。

この行き場のない悲しみ、苦しみを理解してくれる人はどこかにいるのではないか。

そう信じて作ったものだった。

中には、子を失った悲しみに共感してくれ、応援してくれるメッセージもあったものの、「彼らに責任を問うのは無理がある」という、メッセージも多くあった。

 

やがて、聡のホームページは会社の上層部に知られ、会社に残りたければホームページを削除するように言われてしまった。

記者という仕事以外を考えられなかった聡は泣く泣くホームページを削除した。

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何をしても弾き返され、翔太の死に対しても責任ある者たちからの謝罪の言葉すらかけてもらえない‥。

そんな社会に聡は絶望していた。

 

しかし、聡はふとあることを思い出し、寒気が走った。

それは、以前翔太がまだ生きていた頃。家族三人で旅行にでかけた。

溜まったゴミを家の中に置いていくことができず、悪いとは思いつつも途中のサービスエリアのゴミ箱にこっそり捨てた。

家庭ごみを捨てることは禁止されていると書かれていたが一回だけならいいだろう‥と捨てたのだった。

 

些細なルール違反をし、翔太を死に追いやった人物たちと、聡は自分も同類だと知った。

聡は震えが止まらず、思わず声を上げ、激しい後悔の念に押しつぶされそうになっていた。

自分は子供を失った父親だから、責める権利があると思っていたが、聡にはそんな権利はなかった。

彼がしたことが罪になるのであれば、自分自身も罪を背負った人間だった。

「翔太を殺したのは俺だった‥」

乱反射ネタバレあらすじ【希望】

しばらくして、聡の元に葉書が届いた。

それはホームページを見ていた人からのものであり、短くも聡に対する労いの言葉が書かれていた。

葉書の裏は、青い海に夕日が照り映る写真だった。

自宅に帰り、葉書を光恵に見せた。

光恵は「うれしいね‥」と少しばかり笑顔を見せ、この場所に行ってみたいと言った。

そして、聡と光恵はその場所を探し当て、二人ででかけた。

広い海に沈む夕日を見ながら、聡はつぶやいた。

翔太はもういない‥。

聡は閉ざされた心が、少しずつ開いたような気がした。

(おわり)

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乱反射ネタバレあらすじ【感想】

登場人物それぞれに最初から罪の意識があったわけではなく、誰もが持つ「まぁこのくらいならいいか」という弱い部分が、一人の幼い命を奪う悲劇に発展。

自分のちょっとしたルール違反が原因で、一人の子供の命を奪ったと知った時、罪悪感はありつつも、それを認める恐ろしさもあり、保身に走るものばかり‥。

それぞれ登場人物の揺れ動く心情が絶妙に描かれており、どこか心がヒリヒリするような気持ちになりました。

しかし、これは誰にでもある話‥。

人間は完璧でないので、誰しも法律に触れないまでの、これくらいなら大丈夫かという小さな罪を少なからずしているもの。

実際に、それを知らしめるかのようにラストの展開では、聡自身もパーキングエリアのゴミ箱に家庭ごみを捨てたことを思い出し、自分も彼らと同じだった‥と後悔の念に押しつぶされそうになります。

最初の方に張られた伏線が回収されるこの結末には思わず鳥肌が立ってしまいました。

誰一人として事件に関わった人物が謝ってくれないということよりも、自分自身が同じことをしていたという聡の絶望はそれ以上のものであり、固く心が閉ざされてしまいます。

しかし、その後ホームページを見ていた見知らぬ女性から、たった3行ばかりの労いの言葉が書かれた葉書が届き、少し心が暖かくなった聡夫婦はその場所へとでかけていきます。

葉書の裏の写真と同じ風景を見ながら、聡は息子がいない現実をようやく受け入れようとしているシーンで終わりました。

見知らぬ人の小さな罪で息子が奪われたものの、見知らぬ人の少しの優しさで、聡の固く閉ざされていた心が少しばかり開き、人は誰かによって傷つけられるものの、誰かによって救われることもあるというものを改めて感じたラストでした。

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