Paperback

本のようにじっくり読みたい! 掘り下げて知りたい情報をお届けする深読み型ウェブマガジン

ドラマ

女の勲章あらすじネタバレ結末と感想!ラストは式子に衝撃の悲劇が!

投稿日:6月 27, 2017 更新日:

山崎豊子原作小説「女の勲章」が松嶋菜々子さん主演でスペシャルドラマとして映像化されます。

豪華キャスト陣が勢ぞろいし、放送前から話題になっています。

華やかなファッション業界を舞台に、一人の男の野望、欲望に翻弄されていく女性たち。

今回は、原作小説「女の勲章」を読んだので、あらすじネタバレを結末までまとめました。
(ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください)

スポンサーリンク


女の勲章ネタバレあらすじ結末【前半】

大阪・船場の老舗羅紗問屋に生まれ、何不自由ない裕福な生活していた主人公・大庭式子(松嶋菜々子)だったが、戦争で両親、そして船場の家を失ってしまう。

しかし、式子はめげることなく、小さな洋裁教室を始め、瞬く間に人気教室に成長。やがて甲子園に「聖和服飾学院」という洋裁学校を開校する。

八代銀四郎郎(玉木宏)は、東京の国立大学にてフランス文科を専攻し卒業後は一流企業へ就職。

しかし、サラリーマンに見切りをつけ、家業である八代商店の男物服地の卸しを手伝っているうちに、聖和服飾学院に出入りするようになる。

式子に頼まれ、フランスの雑誌の翻訳や、生徒にフランス語を教えるようになり、やがて聖和服飾学院の学校建設における、折衝業務などを担当するようになっていた。

聖和服飾学院には、式子が自宅ではじめた洋裁教室の卒業生である津川倫子(ミムラ)、坪田かつ美(相武紗季)、大木富枝(木南晴夏)の3名が講師として在職していた。

銀四郎は持ち前の商才と人脈を駆使し、競争が激しいファッション業界にて、無名だった式子を有名デザイナーへとのし上げていく。

その裏では、式子以外に倫子、かつ美とも体の関係を持ち、お金を渡し、彼女たちが望むような裕福な生活をさせ、次々と開校していく学校の校長に就任させる。

銀四郎は式子の知らないところで彼女たちに、富、名声、地位も同時に与え自分の思うがままにしていった。もちろん女性たちは銀四郎が他の女性と関係を持っていることは知らない。

しかし、唯一富枝だけは、銀四郎が式子以外に倫子やかつ美との関係を結んでいたことを知っており、その事実を逆手に取り、新しく建設予定の縫製工場の権利を自分に与えることを言い出してくる。

式子は、裏でそういったことが行われていることを知らないまま、いつのまにか銀四郎が弾いたレールに乗り、時折戸惑いつつも、有名デザイナーとしてのキャリアを築き上げていき、それと同時に与えられる名声や富、置かれている地位に浸っていく。

そんな中、新たに学校を作る際に、銀四郎の大学時代の恩師である白石教授に出会い、式子は次第に心惹かれていく。

スポンサーリンク


女の勲章ネタバレあらすじ結末【後半】

自宅の一室で始めた学校も、甲子園、大阪、京都と次々と開校していき、やがて式子は日本で始めてフランスデザイナーのジャン・ラベールのデザイン型紙を買い、日本でショーを行うという一大イベントを開催することになる。

しかしパリに行く直前、式子は縫製工場の不動産権利を自分の知らないところで、富枝名義にされていることを知ってしまう。

富枝を呼び戻して、聞き出したところ、あっさりと銀四郎にもらったと告げ、さらに倫子やかつ美と銀四郎の関係を知らされる。

式子はこれまで3人の職員と銀四郎とのことを知らずに、自身も銀四郎と関係を持っていたことを辱め、自分だけでなく他の3人にも与えられたものであったかと思うと、体中が火膨れするような忌まわしさに襲われた。

何も知らずに、倫子に甲子園校を任せ、かつ美に京都校を始めさせ、富枝には縫製工場を開かせ、銀四郎の思惑に操られ、次々と新たなステージを開くたびに自身の栄光が積み重ねていかれる喜びに酔ってきた自分の愚かさ、同時に憤りや絶望が式子を襲った。

式子は銀四郎に会い、縁を切ることを告げる。

しかし、銀四郎は悪びれることなく、式子自身が名声と富、女の野心と虚栄心と引き換えに自分と関係を持っただけであり、縁を切るなら、これまで銀四郎が学校を大きくするために費やしてきた労力、頭脳、時間、式子を有名デザイナーへとさせた慰謝料として2000万円を要求。

ところが、銀四郎は自分と離れれば何もかも失ってしまうと弱みにつけこみ、式子を追い込んでいく。式子自身、今まで築き上げて得てきた、名声と富を失うことが恐ろしくうろたえてしまった。

やがて、ジャン・ラベールの型紙購入の契約のためパリに行く日が訪れ、式子は少しでも銀四郎と離れられることに救いを覚えた。

スポンサーリンク


パリに到着し、式子はジャン・ラベールを訪れる。

しかし、直前になってジャン・ラベールは他の企業との契約を済ませていることが判明。途方に暮れる式子だったが、偶然パリに会合で訪れていた白石教授の計らいにより、式子の学校と契約を結ぶことを口利きし、無事に契約を成立させることができた。

パリにて、白石教授に再会し、これまで胸にしまっていた白石教授への恋心に気づき胸のうちを告白したが、旅で気持ちが高まっているだけだと優しく突き放される。

ホテルに戻った式子は、銀四郎から速達便にて、日本にて問題があったから帰国しなさいと連絡を受ける。

何もかもを捨てて、白石教授の胸に飛び込みたかった式子にとって、銀四郎からの手紙は自身の幸せを奪う悪魔のように思い、再び白石氏のもとに向かう。

しかし、白石教授はフランスを既に立ち、ポルトガルに向かったと知り、式子も後を追ってポルトガルに行く。二人は再会し、白石教授は式子を受け入れ、日本に帰ったら一緒に生きることを誓う。

その間、式子は銀四郎とのこれまでの関係を白石教授に打ち明けようとするものの、事実を知った白石教授の心が自分から離れていってしまうことを恐れなかなか告げられずにいた。

一方、銀四郎は式子が帰ってこないことに苛立ち、式子を連れ戻すためパリへと向かう。パリに到着し、式子のホテルを訪れるものの式子はおらず、怪しむ銀四郎。

式子が、白石教授とパリで会い、その後ポルトガルに行っていることを突き詰め、飛行機で帰ってくる二人を見つけ、声をかける銀四郎。

式子は激しく動揺し、三人で一旦ホテルに戻り話し合いをすることとなる。

式子と白石教授の関係を知った銀四郎は、自分と式子の関係を暴露し、式子はその場に崩れ落ち号泣した。

そして、式子は白石教授に銀四郎とのこと、他の職人とも関係を持ち、学校組織を築き上げ、その利益と自由を自分のものにする野心ために利用されもてあそばれていたことなど、日本で起こったことを全て話す。

白石教授は驚き、銀四郎に式子に対してどんな気持ちでいたのか、結婚するつもりでいたのかと問いたざす。

しかし、銀四郎は悪ぶれる様子もなく全ては自分の利益のためにやったと話す。白石教授は怒りに震え、白石教授は呆れて失望。その場を立ち去ってしまった。

 

ショーの日程も近づいてきていることもあり、式子は失意のまま銀四郎と一緒に日本に帰国。帰国した式子は、ショーに向け式子はめまぐるしく多忙な日々に追い込まれていた。

そしてショーが終ったら、式子は銀四郎が仕組んだ恐ろしい人間関係を清算しようと準備を進めていた。

スポンサーリンク


いよいよランベールショーが始まり1日目は大成功のスタートを切った。

ショーには白石教授も訪れており、再度、式子と一緒に銀四郎と話し合いの場が持たれた。

白石教授は式子と結婚することを銀四郎に告げ、そのために式子との関係はこれで終わりにしてほしいと告げた。

銀四郎は、清算方法次第だと言い出し、式子はランベールショーで得られる利益、大阪本校、京都校、新設予定の東京校も譲ることを告げる。

しかし、それだけでは納得しない銀四郎。

もうこれ以上何もあげるものがないと式子は言うが、担保に入ったり、債務を負った学校ばかりもらっても意味がないと冷たく突き放す。

実は大阪校にはまだ債務が残っており、京都校も担保に入れていたりと、銀四郎に譲ると告げたものは、債務を負った担保物件ばかりで清算勘定にならない。

さらに式子の名義で借り入れている負債のため、法律上は式子に返済義務がある。

つまりあと3年は働いて返済してから、自分に進呈してくれと薄笑いを浮かべ、どうするか白石教授と協議してくれと部屋を後にした。

呆然とする式子。

そんな式子に白石教授は、打つ手がない、二人の結婚を諦めるしかないと告げる。銀四郎のあざとさには太刀打ちできず、自分には式子の窮地を救うだけの経済力もない。

そして、式子名義になっている学校の負債を返すためにこれからも仕事を続け、返済が済んだら銀四郎と離れて独りになりなさい、遠くから見守っていると告げ、式子のもとを去っていった。

白石教授と一緒になる夢も途絶えてしまった式子。

ここから逃げださなければという衝動に駆られ、式子はふらふらと甲子園校に戻っていた。学校の中に入り、ふとこの校舎を建てたときのことを思い出す。

学校を建てた時、母のように誇り高く美しく生きたいと思い、紋章のような華麗なステンドグラスを校舎の高窓に填め込んだ。

しかし、今の式子には誇るべきものもなく、心から愛した白石教授にも拒まれた絶望感、銀四郎によって刻まれた汚辱だけが残っていた。

式子は、自らの今後の人生に絶望を感じ、自ら命を絶ってしまったのだった。

(おわり)

女の勲章あらすじネタバレ結末の感想

山崎豊子さんは小説を書く際にかなり入念に取材を行うことで有名です。「女の勲章」を書くにあたり、パリにまで取材に行ったそうです。

そのためか、かなり重厚で状況が目の前に広がるかのように詳細に描かれており、非常に読み応えのある内容になっています。

ファッション業界の光と影の部分が上手い具合に描かれており、銀四郎がいつの間にか式子を始めとする女性を翻弄していく様子が、絶妙に描かれているところはさすがです。

ラストで式子が自ら命を絶ってしまうことになるとは予想外でしたが、儚く哀しさが残りつつも読み終わった後はどこかスッキリする作品でした。

非常に読み応えのある作品でしたので、ぜひ気になる方は原作を読むことをお勧めします。

スポンサーリンク


-ドラマ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

刑事ゆがみ9話ネタバレあらすじ&感想 ロイコ事件真犯人はヒズミ?弓神,ヒズミ守るため事件隠蔽か

SNSなどで満足度が高いドラマ「刑事ゆがみ」のネタバレあらすじと感想についてまとめています。 刑事ゆがみも最終回まであと僅か。第9話ではある資産家が襲われた事件により、ヒズミの過去に関係する「ロイコ事 …

Missデビル7話ネタバレあらすじ&感想 眞子偽名だった!じわじわと正体が明かされていく!

菜々緒さんが主演を務めるドラマ「Missデビル人事の悪魔・椿眞子」のネタバレあらすじと感想についてまとめています。 社内の問題を解決しつつも、じわじわと眞子の過去も明らかになってきています。 さらに、 …

奥様は取り扱い注意6話ネタバレあらすじ&感想 勇輝,公安か刑事で菜美を守るため監視中?

綾瀬はるかさん主演ドラマ「奥様は、取り扱い注意」のネタバレあらすじと感想についてまとめています。 元特殊工作員の主人公・菜美が街で起こる事件を次々と解決していくというドラマ。綾瀬はるかさん演じる菜美の …

ホリデイラブ4話ネタバレあらすじ&感想 里奈,杏寿と黒井ホテル写真を突きつけ追い詰める!純平を手に入れようとする執念が怖すぎる‥

衝撃の展開で話題のドラマ「ホリデイラブ」 主人公・杏寿は、夫・純平、娘・七香と幸せな家庭を築いていましたが、純平が単身赴任中にまさかの浮気‥。 純平の裏切りを許せない杏寿に、浮気相手・里奈が更に追い打 …

僕たちがやりました3話ネタバレあらすじと感想!ヤバ高教師が真犯人?市橋現れトビオピンチ!

窪田正孝さん主演ドラマ「僕たちがやりました」のネタバレあらすじについてまとめています。 「そこそこの人生でいい」と思っていた主人公トビオ(窪田正孝)でしたが、仲間のマル(葉山奨之)がヤバ高の生徒にやら …

カテゴリー