ディーンフジオカさんが主演を務める新ドラマ「モンテ・クリスト伯~華麗なる復讐」がスタート!
原作は「巌窟王(がんくつおう)」として日本で知られている名作小説です。
船乗りの青年は、仕事もプライベートも順風満帆で、まさに幸せの絶頂だった。
しかし、そんな彼の順風満帆な人生を妬んだ人々によって無実の罪を着せられ、15年もの間刑務所に入れられてしまう。
やがて、出所した彼はかつて陥れた人物に次々と華麗なる復讐をしていく‥というストーリーです。
原作は、1840年のヨーロッパが舞台とされているためドラマ版はオリジナルの展開になるかと思います。
しかし、設定の部分などは原作を元に作られていますので、今回は原作版「モンテ・クリスト伯」の最終回までのネタバレあらすじをまとめてみました。
ドラマ最終回のネタバレにも繋がるかと思いますので、結末を知りたくない方はご注意下さい。
原作はかなり長いので、かなり簡単に大まかにまとめていますので予めご了承下さい。
※こちらは原作版になります。
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モンテクリスト伯ネタバレあらすじ【始まり】
船乗りのダンテス(柴門暖/演:ディーン・フジオカ)は、航海中に船長を病気で亡くしてしまうが、船長の代わりに船員を率いてピンチを乗り越え無事に港へと戻ってきた。
この航海が終わったら、恋人のメルセデス(目黒すみれ/演:山本美月)と結婚する。ダンテスはまさに幸せの絶頂にいた。
航海中、ダンテスは亡き船長から頼まれナポレオン閣下から手紙を預かってきた。そのことを船の持ち主のモレル氏(守尾)に報告すると、彼からは誰にも言わないようにと釘を刺される。
ナポレオンはこの前までフランスの英雄だったが戦いに破れ、現在は皇帝の座を追われ、エルバ島に送られていた。
この航海をきっかけに、ダンテスは船長へと昇格。しかし、恋も仕事も順調なダンテスを妬む者がいた。
・フェルナン(南条幸男/演:大倉忠義)‥元漁師でメルセデス(すみれ)に思いを寄せる恋敵
・ダングラール(神楽清/演:新井浩文)船の会計士。年下のダンテスが船長に昇格してしまう。
ダンテスがナポレオンからの手紙を持ち帰ったと知ったダングラール(清)とフェルナン(幸男)は警察に密告状を送り、ダンテスは連行されてしまった。
手紙にはナポレオンが国王をはじめとする反対派を倒し、再び皇帝になるための計画が書かれていた。
さらに、その手紙は昔からナポレオンに肩入れしていた政府関係者で、ビルフォール検事(入間公平/高橋克典)の父に宛てられたものだった。
ビルフォール検事の父(ノワルティエ)は現在、出世のため反対派についているが、今でもナポレオンの命令に忠実だった。
ダンテスは手紙の内容については知らず船長からの指示で預かっただけであった。
しかし、ビルフォール(入間)は父と対立関係にあり、もし父がナポレオンと通じていると知られたら自分の出世に影響すると恐れ手紙を処分した。
こうして、ダンテスはナポレオンに協力しようとしたとして、無実の罪で牢屋に入れられてしまった。
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【獄中で出会った老人】
投獄されたダンテスは獄中でファリア神父という老人に出会う。
神父から学問を学びながら、共に脱獄の計画も進めた。しかし、神父は脱出決行間際に心臓発作を起こし倒れてしまう。
もう長くないと悟った神父は「モンテ・クリスト島」に隠している1000億円もの莫大な財産をダンテスに譲ると言い残し、息を引き取った。
ダンテスは一人島を脱獄し、譲り受けた隠し財産を手にしたのだった。
脱獄したダンテスは、自身を陥れた者たちが次々と出世して優雅な暮らしをしていることを知る。
・ダングラール(清)‥大金持ちの銀行員として成功。
・フェルナン(幸男)‥軍隊で手柄をあげ、貴族議員になりメルセデス(すみれ)と結婚。
・ビルフォール(入間)‥検事総長に昇進。
そしてダンテスの唯一の家族だった父は、息子の無実を晴らすために奔走した後に亡くなった。
ダンテスは、復讐を完璧なものとするため、自身の仲間として奴隷として売られていた少女・エデ(愛梨?)を引き取った。
【復讐の下準備】
ダンテスは自身を「モンテ・クリスト伯」と名乗り、一等地の豪邸や別荘を購入しその優雅な暮らしぶりから、社交界にてその名を轟かせた。
一方で、フェルナンの息子が旅行中に山賊に襲われたところを救出し、事故にあったビルフォールの妻子を救出した。
ダングラールの銀行にも桁違いの資産を預金し大口の顧客となった。
こうして復讐するターゲットに接触。しかし、誰一人としてモンテ・クリスト伯=ダンテスと同一人物であると気づくものはいなかった。
準備が整ったところでダンテスは本格的な復讐へと乗り出した。
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【ダングラールへの復讐】
モンテ・クリスト伯は、嘘の情報を流しダングラールが持っていた株や資産などを売却するように仕向け、ダングラールは大損してしまう。
さらにダングラールの銀行の取引先も倒産させた。
やがてモンテ・クリスト伯は莫大な資産を失ったダングラールの元に近づき、自身と同じように莫大な資産家の息子だという青年アンドレアを紹介。
しかしこのアンドレアという青年は資産家の息子ではなく、数々の罪を犯していた不良青年だった。
ダングラールには娘がおり、フェルナンの息子と結婚させる予定だった。
しかし、銀行を立て直したいダングラールはフェルナンの息子との結婚は破談にさせ、アンドレアと結婚させた。
これで銀行を立て直せると思ったダングラールだったが、結婚式の当日、アンドレアを捕まえようと警察が押し寄せ、アンドレアは逃亡した。
ダングラールの計画は失敗に終わり、銀行も破綻。一人逃亡したダングラールだったが、山賊に捕らえられ粗末な牢屋に入れられてしまう。
日に日に弱っていくダングラールの前にモンテ・クリスト伯が現れ、自身がダンテスであることを明かした。
ダングラールは激しく動揺し、その場から動くことができなくなってしまった。
【フェルナンへの復讐】
今や貴族議員となったフェルナンだったが、数々の汚い手を使って今の地位を確立してきた。
軍人として仕えていたフェルナンはある日ギリシャ王を裏切って命を奪い、王の妻とその娘を奴隷商人に売り飛ばした。
この時売られた娘が、実はエデであった。フェルナンの顔を見たエデは、父の命を奪い、自身を売り飛ばした男がフェルナンで間違いないとモンテ・クリスト伯に伝えた。
やがて事件が新聞に報じられ、フェルナンはこの事件を否定したが、エデの証言が認められフェルナンは地位を落としたのだった。
しかし、フェルナンの息子がモンテ・クリスト伯の正体を突き止め、父の名誉のために決闘を申し込んでくる。モンテ・クリスト伯はこの闘いを受け入れた。
しかし、その夜、息子がモンテ・クリスト伯と決闘すると知ったメルセデスが訪ねてくる。メルセデスはモンテ・クリスト伯がダンテスであることに気づいていた。
息子の命を奪わないで欲しいと懇願してくるメルセデスの姿にモンテ・クリスト伯は心が大きく揺れ、息子の命を助け、自身が命を絶つと約束した。
しかし、決闘の日。メルセデスから全てを聞いたアルベールはモンテ・クリスト伯に謝罪し、決闘は中止された。
息子が決闘を止めたことを知ったフェルナンは怒り、モンテ・クリスト伯の元へと向かった。
しかし、モンテ・クリスト伯がダンテスであることにようやく気づいたフェルナンはその場から一目散に逃げ出した。
自宅に戻ったフェルナンだったが、妻メルセデスと息子アルベールは家を出ていき、フェルナンは全てを失い、自ら命を絶った。
メルセデスとアルベールが二人で新たな道を歩みだしたと知ったモンテ・クリスト伯はささやかながらお金を送ったのだった。
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【ビルフォールへの復讐】
ビルフォールは2度の結婚をし、一人目の妻との間で娘・ヴァランティーヌが産まれ、二人目の妻との間には息子が誕生していた。
そして、娘ヴァランティーヌ(未蘭)の恋人は、なんとモレル氏の息子・マクシミリアン(守尾真一朗/演:高杉真宙)であった。
ダンテスにとっては恩人であるモレル氏と、復讐相手のビルフォールの娘が恋人同士だった。
しかし、ここ近年ビルフォール家では親族が中毒死で亡くなるという不可解な事件が起きており、犯人は後妻のエロイーズだった。
エロイーズはビルフォールの遺産を自分の息子のものにするため、次々と親族の命を奪っていき、ヴァランティーヌも毒を盛られ少しずつ弱っていた。
弱っていくヴァランティーヌを救いたく、恋人のマクシミリアンがモンテ・クリスト伯に助けを求めてきた。
話しをきいたモンテ・クリスト伯は、夜中にヴァランティーヌの寝室に侵入し、全てを話してある薬を渡し仮死させた。
翌日、亡くなったヴァランティーヌの葬儀が行われた。しかし、実はビルフォールは犯人が後妻のエロイーズであることに気づいていた。
ビルフォールは妻に自死するように命じ、自身が担当している別の裁判へと向かった。
すると、その裁判の被告が、思わぬことを口にする。
それはビルフォールの実の息子だと証言。ビルフォールはかつて、愛人との間に子供ができ、バレるのを恐れたビルフォールは庭に埋めたのだった。
衝撃を受けたビルフォールは否定するが、証拠があると言われ、認めざるを得なかった。なぜあの時埋めた赤子が生きているのか‥混乱したビルフォールは発狂した。
さらに、後妻エロイーズも息子も毒を飲んで亡くなった。こうしてビルフォールも全てを失った。
ヴァランティーヌは、1ヶ月後生き返り、マクシミリアンとめでたく結ばれたのだった。
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【結末:全ての復習を終えて‥】
これで復讐は終わった‥。
自身を落とし入れた男たちに復讐を遂げたモンテ・クリスト伯は、娘同様に可愛がってきたエデのこれからの幸せを願い、ヴァランティーヌとモレル氏の息子に妹にしてほしいとお願いした。
しかし、エデはずっとダンテスに思いを寄せており、ダンテスと生きてきたいと思いをぶつけた。
数々の復讐をしてきたダンテスの全てを受け入れてくれたエデの大きな愛をダンテスも受け止め、こうして二人は一緒に生きていくことを誓ったのだった。
(おわり)
モンテクリスト伯ネタバレあらすじ【感想】
壮大な物語に読み進めていくうちにすっかりはまってしまいました。
登場人物が結構多いので、途中途中で混乱しそうになりながらも、単なる復讐劇ではなく、ここでこう繋がるのか!とじわじわと見せてくれる復讐劇が面白く、夢中になって読んでしまいました。
モンテクリスト伯は直接的に手を下すわけではなく、裏で糸を引いておりじわじわとターゲットを追い詰めていく様が逆に恐ろしくも見事で読み終わった後はどこかすっきり爽快な気持ちにさせてくれる物語でもあります。
さて、原作はヨーロッパが舞台であり、時代もかなり昔のものなのでドラマ版はオリジナル要素が多い展開になるかと思います。
原作では、エデと結ばれたダンテスですが、ドラマ版ではすみれと15年越しに結ばれるのかなと思いましたが、エデらしき人物(ドラマでは愛梨?)も登場するので、原作通り愛梨と結ばれるのかなぁ‥。
幸男には申し訳ないけど、やはりドラマでは暖とすみれが結ばれるという結末になってほしい気もしますね。
ディーンフジオカさんが一体どんなモンテ・クリスト伯を演じて華麗なる復讐を遂げていくのか。
楽しみにしたいと思います。
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