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健康で文化的な最低限度の生活ネタバレ結末 ショッキングな内容に心が痛むがえみるの奮闘する姿に涙!

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吉岡里帆さんが主演を務めるドラマ「健康で文化的な最低限度な生活」

公務員となった主人公・えみるは、生活課に配属となる。そこで新人ケースワーカーとして様々な生活保護受給者たちに向き合いながら寄り添っていくお仕事ドラマ!

原作は柏木ハルコ先生の同名漫画です。

累計50万部を突破した大人気漫画が原作ということもあり注目度が高まっています。今回は「健康で文化的な最低限度の生活」のネタバレあらすじの大まかの概要をまとめてみました。

ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意下さい。

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健康で文化的な最低限度の生活【始まり】

映画監督を夢見ていた義経えみる(吉岡里帆)だったが、夢破れ安定を求めて公務員となり生活課に配属となった。

全ての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するという憲法の元、困窮レベルに合わせて必要な保護を行い、最低限の生活を保障するための支援を行うケースワーカーとなった。

配属になって早々えみるは110世帯の資料を渡され担当することになる。

入社したばかりで知識も経験もないえみるは混乱しつつもキャリアをスタートさせた。

そんな中、えみるの担当受給者・平川から「これから死にます」とだけ連絡が入った。

混乱するえみるだったが、係長や家族に連絡してもいつものことだと真面目に取り合おってもらえず、えみるも言われた通り特に何もしなかった。

しかし翌日、平川は亡くなってしまった。

ショックを受けるえみるだったが、同僚からはここだけの話し一ケース減ってよかったじゃんと言われる。

しかし亡くなった平川の部屋を訪ねたえみるは、平川が生きる努力をしていたことを知り、もっと一人ひとりとしっかり向き合わなければと感じた。

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【阿久沢の秘密】

様々な生活保護者と面談し、週に何度か自宅訪問をする。一人ひとり抱えている問題や考え方も違い、えみるは早くも挫折しそうになるが懸命に仕事をこなしていく。

そんな中、求職活動中の阿久沢という男性の面談を行うことになる。阿久沢は健康面では問題ないと判断が下されたが咳が止まらず、仕事も決まらない。

さらに1日1食しか食べていないとことも判明。

阿久沢のお金の使い方に何か不審な点があるのではないかと上司から言われたえみるは阿久沢の家を訪問し調べることにした。

すると阿久沢には借金があることが判明。その借金は生活保護を受ける前に作ったものであり、借金があると生活保護が受けられないと思った阿久沢は隠していたのだった。

えみるは上司に報告し相談。借金があっても生活保護は受けられるが、そもそも生活保護で受給したお金は、借金の返済に当てるものではない。

えみるは阿久沢に法テラスで自己破産の手続き取るように言った。

阿久沢の自宅を訪ねていたえみるは、阿久沢がいつものように咳が出ていないことに気づく。

実は、阿久沢は福祉事業所に行くと緊張してしまって咳が止まらなくなってしまうとのことだった。困っている人を助ける場所だと思っていたが威圧感を与える場所にもなっていた…と感じたのだった。

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【阿久沢の過去】

しかし数日経っても阿久沢は法テラスには行っていなかった。しびれを切らしたえみるは、阿久沢に代わって強引に予約の連絡を入れようとする。

すると、普段は穏やかな阿久沢がえみるの手をがしっと掴み睨んだ。阿久沢が怒っていることを感じ取り動揺するえみる。

そんな二人の様子を見た上司の半田が現れ、阿久沢と他愛もない雑談を始めた。早く本題に入って欲しいと思うえみるだったが、阿久沢は少しずつ自分の過去について話し始めた。

阿久沢は、父が残してくれた印刷業を継いだが、取引先が倒産し、業績が悪化。なんとか立て直そうと奮闘したが借金が増えてしまい、妻とも離婚した。

小学生の娘とも別れ、もう15年以上会っておらず、残ったのは借金だけ。もう借金を返すことだけが生きている理由みたいなものだと言った。

阿久沢の気持ちを知った半田は、借金を自分で返すことが阿久沢なりの責任の取り方だと思っているのであれば、無理に自己破産しろとは言わないと言った。

そして、阿久沢と同じように債務処理し、仕事も見つかって新たな道を歩み始めた人もいることを話した。

その話しに心動かされた阿久沢は翌日、法テラスに行くとえみるに連絡した。阿久沢はもう一度自分の人生を見つめ直し再出発をすることを決意した。

えみるは、温厚な阿久沢が自分には怒りの表情を見せたにも関わらず、半田の説得にのったことについて考えていた。

すると半田は、どんな人にもその人なりの都合がある。人はその都合でしか動かない。だからその都合を知るためにまず相手に喋ってもらうことが大事だと言った。

阿久沢の話しを聞いているつもりで、聞けていなかったと反省するえみる。

その後、阿久沢は債務処理のため法テラスを訪れた。すると過払い金があったことが判明し、100万円ほどの返金がされることとなった。

阿久沢はえみるに「ありがとう…」と深く頭を下げ新たなスタートを切ったのだった。

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【不正受給】

えみるは日下部という4世帯の担当になる。シングルマザーとして高校生の息子と、中学生の娘を育てパートで働く母と介護が必要な祖父の4人家族。

日下部家の長男・欣也は以前は万引きなどを繰り返す不良少年だった。しかし、高校生になってギターと出会ったことにより、生きがいを見つけ真面目に生きるようになった。

そんな中、欣也がアルバイトをして収入を得ていたことが発覚する。アルバイトで得た収入の申告をせず、これまでと同じ額の生活保護を受給していたことは、不正受給にあたる。

欣也の母は息子がアルバイトしていることは知らず、欣也はアルバイトしたお金で趣味のギターなど音楽に使っていた。

そして、これまでアルバイトで稼いだ約60万円は全額返金しなければいけなくなる。

自分で稼いだお金をなぜ返さなければいけないのか…欣也はショックと怒りのあまり大事なギターやCDなどをその場で破壊してしまった。

その後、家に帰らなくなった欣也。しかし、えみるや半田などが寄り添い続け、日下部家は、少しずつ返していくことを誓った。

【親子】

ある日、26歳の島岡という男性が生活保護の申請を申し出てきた。所持金はわずか50円程度で、うつ病を患い家も仕事もないという。

島岡の調査をすることになったえみる。しかし島岡は親族に援助可能な人がいるかを調査する「扶養照会」を異常な程に拒否。

それでも調査を進めると、音信不通になっていた島岡の父は医師で高所得者であり島岡を十分に援助できることが判明した。

しかし島岡は父に援助してもらうことはあり得ないと頑なに拒否。

それでもえみるが父に連絡をとった所、父は自分が養うから生活保護申請は取り下げて欲しいと言った。そして、島岡の父が息子に会いに一時滞在している施設を訪れることに。

しかし、父が来ることを知った島岡は施設から逃げ出し、自殺を図ろうとした。

島岡が自ら命を絶とうとしたことにえみるは大きなショックを受けたが、なぜそこまでして拒否するのかわからなかった。

島岡の自殺未遂を受けて生活課では島岡の件について話し合いが持たれ、父親が扶養できるのであれば父親に援助してもらうべきではないかという方向性で決まりつつあった。

しかし、入院した病院で島岡の異常な態度を見た医師たちが検査をした所、島岡は幼い頃、父から性的暴力を受けていたことが判明した。

事情を知った病院側も、すぐさま父との面会を禁止し、島岡は治療のため隔離病棟に入った。

しかし、父は別人を装って息子に接触しようとする。今会ってしまえば島岡自身が危ない。病院近くで島岡の父がうろついていたところを知ったえみるは病院に向かい、島岡の父を発見。

病室に入ろうとした島岡の父を寸前で引き止めたのだった。やがて、島岡の生活保護支給は認められた。

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【小さな幸せ】

えみるは、夫から暴力を受け田舎から息子を頼って上京してきた林さんというおばあさんに出会う。

2ヶ月前に息子の家に転がり込んだが、狭い単身用のアパートで2人で暮らすのはキツく、37歳の息子も職を転々とし身体の調子も悪いため、母の面倒を見る余裕はないと言われてしまったという。

それでもスープが冷めない距離にアパートを借りて細々と暮らしたいというが林さんの願いだった。

えみるはさっそく林さんが生活保護の援助を受けられるように上司に相談してみる。

しかし、息子と一緒に住んでいるため2人世帯扱いとなり、息子と林さんの年金を合わせると、ギリギリ受給認定は難しい。

もし生活保護を受けるのであれば、林さんが一人でアパートを借りて世帯問題を解決しなければいけない。

えみるは林さんに施設に一時的に入ってもらえるよう掛け合い、入居できそうな目処がたったため林さんに今すぐ来て欲しいと連絡する。

しかし林さんはたまたま遠方に出かけていたためすぐには駆けつけられなかった。えみるはつい林さんに自分たちも暇じゃないと辛く当たってしまう。

後ほど、林さんの聞き取りが行われ、民間の宿泊所に入ることで進められることになる。林さんはアパートを希望したが、75歳だと借りれるところが見つからないのが現実。

しかし毎食ご飯が出してもらえような施設ぐらしを始めると、なかなか抜け出せなくなる人もいて、そうなると諦めてずっとそこにいる人もいれば、元の生活に戻る人もいる…。

アパートが見つからなければ、林さんの息子の近くで細々と暮らすという夢が叶わなくなるかもしれない…えみるは失望した。

林さんは悪くない…。悪いのは暴力を奮った夫だったのに…。

息子のためにこの年になるまで我慢して働いてきた。息子思いのお母さんなのに…。そんな林さんに辛く当たったことをえみるは後悔した。

林さんは施設に行くことになったためえみるから別の担当者に変わった。それでもえみるは林さんが少しでも夢が叶えられるようにと不動産屋を一人でまわり、林さんの条件でも借りられる家を探してきた。

そして林さんの担当者に渡した。

後日、林さんからえみるが探してくれたアパートに行ってみる、ありがとうとお礼の手紙が届いた。えみるはその手紙に涙した。

少しでもいいからその人を笑顔に幸せにする仕事であってほしい…とえみるは心の中で強く願った。

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【アルコール依存症】

えみるは、アルコール依存症の赤嶺という男性の担当になる。

赤嶺は、元ホストで39歳。自覚していないが重度のアルコール中毒であり、仕事も転々としバイクに追突され生活保護受給者となった。

飲みすぎて急性膵炎で運ばれた赤嶺を心配しえみるは真剣に禁酒をするように言う。すると赤嶺は別れた娘に怒られているようだ…とさみしげな表情を浮かべた。

赤嶺はえみるに大事にしまっておいた娘と元妻との幸せに過ごした日々の写真を見せた。こんな幸せな時もあったんだな…と言う赤嶺にえみるは禁酒をしましょうと再説得し、赤嶺もお酒を止めると言った。

夫婦喧嘩の後、妻は娘を連れて出ていった。その時、悲しそうに赤嶺を見つめる娘の表情が今でも頭にこびりついている。赤嶺は娘に誓って止めると決意した。

しかし、その後すぐに赤嶺が酒を飲んで暴れていると赤嶺のアパートの大家さんから連絡が入る。

やめるといったのに…どうすればいいかわからないえみるだったが、自分自身がアルコール依存症について深く理解していないことに気づき、断酒会に参加した。

そこでアルコール依存症で苦しんできた人、苦しめられてきた人の話しを聞き、アルコール依存症は病気だと理解し始める。

本人にお酒を飲むように説得しても止めることはなかなか難しい。本人の状況と向き合い、正しい知識を伝えながら介入できる時がきたら介入し治療を勧め、禁酒につなげる。

タイミングを見計らっているところ、赤嶺が部屋倒れているのを発見され救急車で病院に運ばれた。

これが介入のチャンスかもしれないと思ったえみるは、医師にしてもらい、赤嶺は依存症だと診断される。

これをきっかけに赤嶺は専門機関に入院し治療を開始した。

しかし赤嶺はえみるに言われたから入院しただけだとどこか他人事のようだった。

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【結末】

そして3ヶ月後、赤嶺は退院することが決まった。

しかし、お酒の瓶や缶がゴロゴロ転がっているようなゴミ屋敷状態の部屋では、再飲酒する可能性が高い。

えみるたちの同期や後輩も協力し、赤嶺のゴミ屋敷を片付けた。部屋の中で娘からもらったおもちゃを見つけた赤嶺。

そして掃除を手伝ってくれた生活課の人々の姿にも心打たれ、今日から心を入れ替えることを決意しやり直すと言った。

そしてえみるに、お酒を止めて娘に会いに行くと言った。

えみるは赤嶺に自助グループに行くことを勧めるが、赤嶺は自助グループに通うよりも早く働きたいとあまり乗る気ではない。

数日後、赤嶺は居酒屋での仕事が決まり働き始めた。お酒が近くにあると、またすぐに飲んでしまうのでは…と心配するえみるだったが、赤嶺はもう飲む気にならないから大丈夫だと明るく言う。

赤嶺は生き生きと働き始め、お酒に手を出すこともなかった。しかし、仕事をするうちに少しずつストレスが溜まっていく。幾度となく誘惑に負けそうになったものの、なんとか堪えて頑張っていた。

しかし、しばらくしてえみるは自助グループから赤嶺が来ていないと連絡を受ける。自宅にも帰ってきてない様子で、警察同行の元部屋に入ると、大量のお酒の瓶や缶が転がっていた。

赤嶺は再飲酒してしまっていたのだった。

えみるは悔しさと虚しさに押しつぶされそうになっていた。多くの人に支えられ、再飲酒したとしても行方をくらますなんて…。

すると、土手で赤嶺の姿を発見。えみるに気付いた赤嶺は逃げ出そうとするが、えみるは必死に赤嶺を引き止める。

赤嶺は、自分のような人間は生きていても仕方ないと言った。

それでもえみるは赤嶺の手を掴みボロボロと涙を流した。えみるの表情が娘と元妻に重ねて見えた赤嶺は何も言えなかった。

赤嶺は再度やり直すことを決め自助グループにえみると一緒に向かった。自助グループの代表はやっぱり飲んじゃった?と温かく迎え入れてくれた。

アルコール依存症は人と酒を置き換えているようなところがある。本来人は人に頼らなければ生きられない。

だから、酒ではなく人に頼って生きる方法を見つけなければまた戻ってしまう。そのために有効なのが同じ病気の人同士で語り合うこと。つまり自助グループであり、ミーティングでもある。

一人でも治せると思っているうちは治すことはできない。グループ長はまだ命があるからいくらでもやり直せると言った。

赤嶺はその言葉に涙を流した。

これから赤嶺は酒をやめることはできるのかわからない。それでも回復を信じて寄り添う、それが自分の仕事。

えみるはサポートし続けていこうと決意したのだった。

(おわり)

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健康で文化的な最低限度の生活【感想】

ドラマ化されるということで、読んでみましたが想像以上にヘビーで、ショッキングな内容に幾度となく胸が苦しくなる部分もありました。

特に島岡さんのエピソードには絶句してしまいました…。

様々な事情を抱えた人たちに心苦しくなりますが、ひたすら向き合い奮闘するえみる、そしてそれを絶妙なタイミングで温かく励ます半田に救われます。

新人ケースワーカーのえみるの成長を見つつも、生活保護受給者たちの内情も知ることができ、非常に考えさせられる作品です。

でも現実は漫画以上にもっと色んな事情を抱えている人がいて、漫画で登場した人たちのように良い方向に向かう人ばかりではなく、なんとか生活を立て直したいと思っていても、えみるのように熱心に寄り添い続けてくれるケースワーカーに出会えない人もいたり…

逆に生活保護なのに贅沢三昧している人もいたり…あまり世間ではいい印象ではない、生活保護の問題。

なんだか、そういったそんな底なしの沼を感じ更に胸が苦しくなりました…。

ドラマではどこまで映像化されるのかわかりませんが、漫画は非常に面白かったので、ぜひドラマとセットで楽しむことをおすすめします。

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