瑛太さんが主演を務める「ハロー張りネズミ」
東京都・赤塚区にひっそりと事務所を構え誰も引き受けない案件を喜んで引き受ける探偵・七瀬五郎とその仲間たちがあらゆる事件に挑んでいくというドラマ。
瑛太さんの脇を固めるのは、深田恭子さん、山口智子さん、森田剛さんなど豪華キャストも勢揃い!
原作は島耕作シリーズなどで人気の弘兼憲治氏、そして演出を務めるのは「モテキ」「まほろ駅前番外地」などを手掛けた大根仁氏が担当!これは期待できそうです。
さっそく初回第1話が放送されましたので、ハロー張りネズミ第1話ネタバレあらすじと感想についてまとめました。
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ハロー張りネズミ1話ネタバレあらすじ【前半】
~大手探偵事務所・帝国リサーチにて~
とある依頼をお願いする四俵蘭子(深田恭子)だが、「このような案件は依頼を受けられない」と断られる。
しかし、いつの時代でもどこの業界にも人がめんどくさがる毒入りの依頼を好んでやる「ドブネズミ」のような変わり者がいると教えられる。
それは、東京都・板橋区・下赤塚の古い商店街の外れにひっそりと佇む「あかつか探偵事務所」
その頃、あかつか探偵所では、依頼主の川田(伊藤淳史)という男が訪ねてきていた。
行きつけのスナック・萌美から帰宅した、探偵の七瀬吾郎/ゴロー(瑛太) と小暮久作/グレ(森田剛)は川田から依頼の内容を聞く。
川田の依頼は1ヶ月前に亡くなった娘のミカを探してほしいというもの。
川田には妻と10歳くらいの娘・ミカがいた。しかし、川田の誕生日の日ケーキを買いに行った母と娘は帰り道に事故に合ってしまい、娘は亡くなり、妻は重体。わずかに意識を取り戻したものの、もってあと1ヶ月だと宣告されたという。
そのため、川田は妻に残されたあと少しの時間娘・ミカに会わせてあげたい。つまり、ミカと似た女の子を探し出してほしいという依頼だった。
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難しい依頼を受け、ゴローたちは迷っていた。
川田が帰ったあと、ゴローとグレ、所長・風かおる(山口智子)は、昔の名ドラマ「米なきこ」を見て盛り上がっていた。(家なき子のパロディー)
「同情するなら米をくれ!」
その名台詞を聞いたグレは、「いける…!」とミカ探しの名案を思いつく。
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翌日、グレに借金をしているドラマのプロデューダーの元を訪ね、借金の弱みをちらつかせ、子役の中からミカの代役を見つけるオーディションを強引にセッティングさせる。
ゴローは再び川田のもとを訪れ、妻や娘・ミカのことを聞く。川田は小さな運送会社を営んでおり、妻は幼少期に両親をなくし、自分が習いたかったバレエを娘に習わせていたという。
ゴローは、川田に依頼を正式に引き受けることを告げ、ミカ探しのオーディションが始まった。「グッバイ・ママ」というドラマのオーディションと偽り、子役を集めオーデょションを開始する。
オーディションではグレが女装しママ役となり、子役が泣きながら語りかけるという実演をさせる。
しかし、個性的な子役ばかりで、顔が似ていて自然に演技ができそうな子が見つからない。
「なんとかしてあげたいけど無理か…」
「こんなたくさん子供いるのに一人ぐらい…。」
公園で考え込むゴローとグレ。
すると、公園内で、男の子たちにいじめられている子を見つける。ふと顔を見ると、依頼主の子供と似ていたゴローは、グレと一緒にその子の後をつけていった。
髪の長い、男の子のようにも見える女の子は、とある養護施設に入り外にあるブランコに乗るものの表情は浮かない。
ゴローとグレが外から女の子の写真を撮っていると、施設の園長の男性に見つかる。ゴローは、ミカの写真を見せ事情を説明し、なんとかできないかとお願いする。
施設長は役に立ちたいと言うが、自分の一存で子供にそういうことをさせることは…と渋る。
するとグレが「なつかしいな。実は俺も養護施設で育てられたんです。5歳の時に母が死んで、ギャンブル中毒の親父に親戚中にたらい回しにされ、養護施設に育てられた。誰かの人生を少しでも助けられたら…」
と泣いて施設長に頼む。
その熱意に打たれた施設長は、女の子・ハルカ聞いてみると言う。そして、グローとグレが直接会って話す機会を設けられる。
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グレ「それなりのお礼をするよ。自転車払えるくらいのお金は払うよ。」
ゴロー「実は時間がないんだ。そのお母さんいつなくなってもおかしくない状態というか…少しでも意識があるうちにハルカちゃんにミカちゃんになってもらって…」
ハルカ「早く死ねばいい…そしたらこの子に会える。私も死にたかった。一緒に…」
そう言い残しハルカは去っていった。
ハルカは、育児放棄に合い、発見された時は死んでいる父親のそばで全身あざだらけだったという。それからずっと誰とも口を聞きたがらず、遊ばらないという。
施設長から、もう一度話をするが期待しないでほしいと言われ、施設を去った二人だった。
帰り際。
ゴローはグレに「よくあんな嘘つけるよな。」という。
実はグレが施設で育ったというのは嘘だったのだ。
ハロー張りネズミ1話ネタバレあらすじ【後半】
ゴローが依頼主の川田の元を訪ねると、「妻の容態が変わった」と病院に駆けつける。
ゴローも一緒に病院に行くが、医師からは「今日か明日には覚悟をしておいてほしい。会わせたい方がいればすぐに連絡して下さい」と言われる。
時間がない。ゴローは、再度施設を訪ねハルカを説得にいく。
施設長がちょうど遙に話をしてみたものの、やはりハルカは引き受けるつもりはない。
それでもゴローは、土下座し
「もしハルカちゃんが自分が誰にも必要とされていないと思ってたらそれは絶対に違う。死にたかったなんてっていうなよ。遙ちゃんには絶対に生まれてきた意味があるんだよ。今まで辛いことばっかりだったかもしれないけど、これからたくさん色んな人と出会って、人と人の…だからお願いします。俺と一緒に病院に行って下さい」
と頭を下げる。
ゴローの熱意に心動かされたハルカ。自らハサミを取り出し、ミカと同じ髪型にと長い髪を切った。さらに、ミカと似せるためバレエの服に着替え、病院を訪れる。
そして、かすかに意識がある川田の妻の前に立ち、ゆっくり微笑むハルカ。
川田「ミカだよ。もう元気になったから大丈夫だから。」
「ママ」
妻は、ハルカの方を見つめ、楽しそうに踊っているミカの姿を思い出した。そして妻は天国へと旅立った。
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数日後、川田の妻の葬儀が行われた。
ゴロー「これでよかったのか…」
川田「僕もこれでよかったのかなって思います。嘘をついてしまった。正直言って、ミカが死んで僕もどうしていいかわからなくなっていたと思うんです。多分、死んでいたと思います。でも今は、ちょっと大丈夫なんです。」
数日後、川田は施設に向かい、ハルカを引き取り、二人は新たな人生を歩み始めた。
そのことを、事務所の屋上でバーベキューをしながら、グレと所長に報告をするゴロー
グレは良かったじゃんというが、ゴローは複雑だった。
すると所長は
「川田さんにとってハルカちゃんは死んだミカちゃんの代用品になるんじゃないかって思っている?ミカちゃんに似ていなかったら引き取られなかったし、代わりとして育てられるのではって思っている?と問いかける。でもウォッカじゃなくて、チューハイも代わりでも酔えるしおいしいからいいじゃん」
ゴローはグレになんで土下座したのと聞かれ、「自分のためじゃないくて誰かのためにする土下座はありなんかじゃないかなって」と答えたのだった。
その頃、川田とハルカは、ぎこちないながらも少しずつ親子として絆を深めていきつつあった。
後日。
いつものようにスナックで遊んでいたゴローとグレに依頼主が来たと連絡が入る。
そこに待っていたのは、大手探偵事務所に依頼を断られやってきた四俵蘭子(深田恭子)だった。思わず美人にテンションがあがるゴローだった。
ハロー張りネズミ1話ネタバレあらすじの感想
普通の探偵事務所では引き受けてもらえないような依頼を受けるということからも、裏社会的な警察が介入できないような依頼を引き受ける探偵事務所なのかなと思ったら「人情とおせっかい」がモットーという、涙あり笑いありのほっこりするドラマで初回からかなり楽しめました!
「家なき子」ならぬ「米なき子」のドラマが再現され(しかも、当時の安達祐実さんに似ている子役&先生(保坂尚輝))の名シーンが再現され、かなり似ていたので、えっ?まさか本物じゃないよね?と驚き思わずテレビに近寄り、確認してしまいました…!
毎回何かしらドラマのパロディが出て来ると思いますので、次はどんなパロディーが登場するのか楽しみです。
そして、何よりも瑛太さんと森田剛さんのコンビが想像以上に良くて、プラス所長を務める山口智子さんも味があってかなりよかったです。山口智子さんについては、少ししか登場しないので、もったいない感じもあるので、もっと登場してほしいですね。
深夜ドラマの雰囲気も醸し出しつつ、金曜日の夜にゆるく楽しめるドラマとなりそうです。来週は深キョンも加わるようで、どんな依頼なのかも気になりますね。来週も見逃せません!
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