Paperback

本のようにじっくり読みたい! 掘り下げて知りたい情報をお届けする深読み型ウェブマガジン

ドラマ

ハゲタカネタバレあらすじ結末の復讐劇が衝撃!鷲津,芝野や登場企業モデルもまとめてみた

投稿日:7月 19, 2018 更新日:

綾野剛さんが主演を務めるドラマ「ハゲタカ」がスタート!

これまで映画化、ドラマ化もされ原作小説は累計240万部を突破している人気作が連ドラとして始まります。

伝説の企業買収家と言われる鷲津が、負債を抱えたメガバンクや企業を相手に次々と買収劇を繰り広げていくというストーリー。

これは楽しみ…!

今回はドラマ「ハゲタカ」のネタバレあらすじを原作小説からまとめてみました。結構複雑で難しいところが多々あるので、簡単な大まかな概要のみまとめています。

(※企業名などはドラマに合わせて変更しています。)

結末を知りたくない方はご注意下さい。

スポンサーリンク


ハゲタカネタバレあらすじ【三葉銀行バルクセール】

1997年、バブル崩壊後、日本の金融業界は末期症状に陥っていた。

そんな中、大手銀行の三葉銀行も回収困難な不良債権を一括してまとめ売りするバルクセールを実施することを決意し、外資系投資ファンド「ホライズンジャパンパートナーズ」に依頼。

日本初の試みとなるこのバルクセールを担当することになった三葉銀行の芝野は、ホライズンの鷲津との交渉に挑んだ。

簿価総額は約730億円。

しかし、鷲津との交渉前に、三葉銀行の幹部らは、自分たちの独断と偏見で融資決裁し、回収不可能になったものや、政治家とのしがらみで不良債権化したものを、ねじ込んこんできた。

幹部らはバルクセールが持つ様々なメリットを逆手に取り、バブル時代に生み出してしまった問題を闇に葬ろうとしていたのだった。

芝野はそんな身勝手な役員らに怒りを覚えつつも、鷲津に最低でも300億での買取額を提示。

しかし、後日鷲津から提示された評価額はなんと…65億円。

予想を遥かに下回る額に誰もが驚いた。査定表を見ると、ほとんどの査定額が0円になっている。

貸出再建としては比較的正常なもの、要注意先のものまで全て0円と査定され、ほとんどが無価値と判断されていた。

しかし、鷲津側の的確な説明に芝野たちは何も言い返すことができなかった。鷲津側は三葉銀行が予想していた以上に、三葉が抱える債権事情を知り尽くし一枚上手だった。

鷲津はいくらか上乗せし、業界平均の10%の価格約72億で買い取ると言ってくれたものの、バルクセールにかかった諸経費が差し引かれ、三葉銀行に残る金額は61億円程度だった。

散々たる結果ではあるが、銀行員が回収できなかった負の資産から開放された。

その後、ホライズンは彼らから買い上げた物件の転売を終えた。総額234億あまり、買い取りが約70億だったため3倍もの値段で売り捌いたのだった。

しばらくして第2回のバルクセールが行われた。しかし、今回はホライズンだけでなく、三葉銀行は競争入札形式で参加企業を募り行われた。

最終的なバルクセールへの参加は3社に絞られ、今回の簿価総額113億に対し、平均入札額は14億余り。

そして今回の入札を制したのは、締め切り1分前に手続きをしたホライズンであり約19億だった。

しかし芝野は後日、2回目のバルクセールで内通者がいたことを知り激しく動揺した。

そんな中、芝野は鷲津から、日本でも本格的にターンアラウンドビジネス(企業再生)を立ち上げたため芝野にマネージャーをやらないかと持ちかけてくる。

元々ターンアラウンドマネージャーの仕事をやりたいと思っていた芝野だったが、鷲津に不信感を抱いていたため、この話は断ったのだった。

スポンサーリンク


【芝野とえびす屋の再生】

しかし後日、芝野はバンコクへ異動が命じられる。異動という名の左遷であった。銀行に見切りをつけた芝野は退職することを決意。

そして「えびす屋」というスーパーチェーンを経営する瀬戸山に連絡を入れた。実は、彼から自社の経営悪化の立て直しに協力してもらえないかと依頼されていた。

その時は、あやふやにかわしてしまったが芝野はずっとこのことが気になっていた。こうして芝野は三葉銀行を退職し「えびす屋」に入社した。

3年後。

芝野は、放漫状態だったえびす屋の経営を解体し、新たなサービスを導入して作った「ハイパーえびす小山店」をオープンさせた。

しかし、瀬戸山が親族ぐるみで会社の資金を私物化し、それが結果的に経営危機を生んでいた内部事情が浮き彫りとなった。さらに芝野には内緒にされていた隠し帳簿があり、粉飾も発覚した。

芝野は瀬戸山が個人で保有している別荘など資産を全て売却させ、会長の座に就いていた瀬戸山を退陣させた。

【日光みやびホテル】

日光の老舗「日光みやびホテル」の令嬢・松平貴子は、ホテルサービスを学ぶため父の反対を押し切ってスイスに留学。

留学後、日光みやびホテルに戻るように言われていたが、より一流ホテルのサービス業を学ぶため、「東京クラウンセンチュリーホテル」のフロントマネージャーとして務めていた。

しかし、社長の座を継ぐものとされていた、副支配人で妹・珠香の夫でもある寿がホテルの資産を持ち逃げし、若い受付スタッフと逃げてしまった。

日光みやびホテルも経営状況が悪化し、貴子は父からみやびホテルに戻り力を貸して欲しいと言われる。

しかし、貴子は戻るつもりはなく拒否していた。優秀な働きぶりから、東京クラウンセンチュリーホテルでも昇進の話しがあり、貴子はこの話しを受けるつもりでいた。

しかし、ミヤビ屋はメインバンクからの融資打ち切り寸前になるほど、経営状況は悪化。さらに最愛の祖母も亡くなり、これをきっかけに貴子はみやびホテルに戻り再建すること決意。

メインバンクから再建案として経営陣の交代を告げられ、貴子が社長の座に就くように打診される。

しかし、社長である父がそれをすんなり受け入れるはずがない。そこで貴子は、以前みやびホテルに客として訪れ親しくなった芝野に相談。

芝野の力を借り、父を退陣させ社長の座に就任した。

スポンサーリンク


【太陽製菓】

鷲津は三葉銀行の常務取締役・飯島に接触し、太陽製菓の債権を売却してもらった。太陽製菓は大林一族の同族経営であり、お菓子メーカーとして次々とヒット商品を生み出した。

しかし大林一族は会社で得た利益で優雅な暮らしを続け、自分たちの趣味のための会社を作り、大きな損失や浪費までも会社の資産で穴埋めし、結果的に300億もの債権を抱えていた。

鷲津は、その300億の債権を放棄する条件として、一族の経営からの手を引くこと、民事再生法適用の申請をすること、株主総会での白紙委任の条件を出した。

しかし、大林一族はなかなか交渉に応じず、大林一族が経営から手を引く見返りに、それぞれ幹部に数億の大金を支払うと提示。

それでも交渉は困難を極め、競争入札を取ることとなる。

鷲津は裏工作を使い、大林一族を退陣へと追いやった。その後、別の企業も加わり入札合戦は一筋縄ではいかなかったが、鷲津の手腕によりホライズンが勝利したのだった。

【破綻】

足助銀行が破綻した。みやび屋、えびす屋のメインバンクであったため、貴子、芝野は激しく動揺する。

やがて足助銀行は国有化されることとなり、えびす屋を救った芝野が社外取締役として就任することに。しかし内部役員と衝突があり、芝野はこの件から身を引くことになる。

そして、破綻のニュースを受けホライズンが足助のスポンサーになると名乗りを上げた。

一方貴子が経営するみやびホテルはなんとか立ち直りを図ろうとするものの、自分たちではどうしようもない状態にまで陥ってしまった。

みやびホテルの危機を聞きつけた企業から支援したいという話しもいくつかあり、その中には貴子が以前務めていた東京クラウンセンチュリーホテル、そしてホライズンも名乗りを上げてきた。

貴子は古巣である東京クラウンセンチュリーホテルがベストかと思っていたが、芝野から飲み込まれてしまう可能性が高いとアドバイスされる。一方で、ホライズンの悪い噂も色々聞かされていた。

どうすればいいのか貴子は悩んでいた。

そんな時、貴子は以前プライベートで偶然会ったことがある鷲津と再会した。

鷲津は、かつて自分がみやびホテルのバーでピアノを引いた時、貴子が涙を流すほど感動してくれたことを覚えており、そのお礼とまではいかないが、みやびホテルの望む形で支援をしたいと申し出てきた。(鷲津は元々ピアニストを目指していた)

誠実な鷲津の申し出を信じ、貴子はホライズンから支援を受け再建することを決意。想像以上に親身になってくれる鷲津に次第に貴子は特別な感情を抱くようになっていた。

そして後日、正式な支援を受けることが決まり、鷲津との約束の場所に向かった貴子。しかし、そこには鷲津の姿はなく、現れたのは副社長アランだった。

貴子の中で何かが崩れ落ちていく音がした。淡い恋心を抱いていたが、もう二度と鷲津には会えないと感じたのだった。

スポンサーリンク


【結末:鷲津の過去と復讐劇】

1989年、一人の男が大蔵省のロビーで切腹自殺をした。実はその男は、鷲津の父親だった。

鷲津は20代の頃、ニューヨークでピアニストを目指していた。しかし、父が亡くなり支援がなくなったため、ピアノを辞めニューヨークで仕事をし、今の地位まで上り詰めた。

会社経営をしていた父は三葉銀行が特別な顧客だけに開設していた匿名口座の存在を知り、その口座がどのように使われているかも知ってしまった。

父に知られたことに気付いた三葉銀行の飯島は、父が経営していた会社を倒産に追い込み、芝野も知らず知らずのうちに加担させられていた。

鷲津は黒幕が飯島であることを突き止め、アメリカのマスコミに匿名口座のことをリークし、マネーロンダリングの温床になっていることを全世界に知らしめた。

その後、三葉銀行は社名を変え成長していくが、金融庁の調査が入り、この責任は追求されることになるだろうと考えられた。

鷲津は、簡単に飯島を潰すことはせず、今後自分のビジネスで大いに利用するつもりであろう。それはまさにハゲタカらしい復讐だった。

(おわり)

【ハゲタカモデルとなった人物や企業があった!】

実は小説「ハゲタカ」にはモデルとなった人物や企業があるそうです。全て小説通りの人物像や企業体質というわけではありませんが、一部モデルにした部分があるようですので、簡単にまとめてみました。

・鷲津&芝野:佐山展生さん(インテグラル代表取締役)

日本のM&Aの第一人者。京都大学工学部を卒業後大手繊維企業・帝人に就職するも、三井住友銀行に入行し、M&Aに従事。その後、独立系投資ファンド・ユニゾンキャピタルの共同設立する。

これまで、東ハト、ワールド、スカイマーク、カネボウ再建といった多くの企業再生に携わる。

佐山さんは、東ハトの再生案件では鷲津に近い立場、買収した企業を再生し立て直しを図る姿は芝野という両面を持ち合わせた方です。

※鷲津はダークヒーロー的に描かれていますが、そういった鷲津のやり方や生い立ちといった部分は違います。

その他、小説内で登場してくるモデル企業の一覧はこちら。

・三葉銀行→三和銀行

・ミカドホテル→金谷ホテル

・太陽製菓→東ハト

・足助銀行→足利銀行

それぞれの企業で出てくる人物は実在するものではないようですが、企業の歴史としては近いところがあるようです。こうして当てはめてみるとより一層小説を楽しむことができますね。

 

ハゲタカ【感想】

経済小説ということで、出てくる言葉や内容が難しめなところも若干ありましたが、華麗なる鷲津の買収劇に、一気に引き込まれてしまいました。

また、鷲津とは別の世界で生きる貴子、芝野たちの人生がラストに向けて交わっていく様は、非常に面白く夢中になって読んでしまいました。

バブル期に浮かれ大きな負債を抱えたものの、その責任を取ろうともせず過去の栄光にしがみつき、社会のせいにしてきた日本社会に「ハゲタカ」と呼ばれる外資が襲いかかっていく。

一見すると、瀕死状態の日本企業を外資企業が次々と飲み込んでいくというあまりいい印象ではありませんが、そうではなく買い取った外資が経営の問題を追求し立て直しをしていき、従来どおりの営業ができるよう再生していく。

いわばバブルに浮かれて次々と作られた負の遺産に対し責任も取ろうとせず、闇に葬ろうとしている経営陣の問題を浮き彫りにしていく救世主なようなものです。

鷲津を通して、自分たちの都合のいいように散々してきた一部の企業の経営陣に喝を入れられたような作品でもありました。

さて、今回綾野剛さん主演で連ドラ化されるとのことで楽しみです!ドラマも楽しみですが、やはり最高に面白いハゲタカ原作は読むべきですね。

アマゾンでもかなりの高評価で、経済小説を読んだことない方でも楽しめるかと思いますのでぜひ原作も合わせて楽しむことをおすすめします。

きっと読む手が止まらなくなるはずです。

【ドラマ】綾野剛さん主演ハゲタカの最終回ネタバレはこちら。

ハゲタカ最終回ネタバレあらすじ感想 ラストの展開にスッキリ&感動!貴子との関係は…?

スポンサーリンク


-ドラマ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

99.9刑事専門弁護士4話ネタバレあらすじ&感想 佐田vsライバル弁護士の勝負!ラスト逆転勝利にスカッとする

松本潤さん主演ドラマ「99.9刑事専門弁護士~SEASONⅡ」のネタバレあらすじと感想についてまとめています。 元裁判官の尾崎が弁護士として加わり新たなチームとしてスタートした刑事専門弁護士。前回では …

陸王1話ネタバレあらすじ&感想 初回から早くも号泣!倒産寸前の足袋屋が挑む感動の物語

役所広司さん主演ドラマ「陸王」がいよいよスタートしました! 「半沢直樹」「下町ロケット」「民王」など数々の作品を生み出している池井戸潤さんの同名小説が原作ということもあり、ドラマ放送前からかなり注目が …

刑事ゆがみ2話ネタバレあらすじ&感想 許されぬ恋が招いた事件!結末に涙…

浅野忠信さん、神木隆之介さんがバディを組むドラマ「刑事ゆがみ」 一見適当そうだが鋭い観察眼を持つ刑事・弓神適当(浅野忠信)と、正義感が強く向上心溢れる真面目な刑事・羽生虎夫(神木隆之介)がバディを組み …

モンテクリスト伯2話ネタバレあらすじ&感想 脱獄し生まれ変わった暖!華麗なる復讐が始まる!

ディーン・フジオカさんが主演を務めるドラマ「モンテ・クリスト伯~華麗なる復讐」のネタバレあらすじと感想についてまとめています。 初回第1話では‥ 主人公の暖は、恋人であるすみれにプロポーズし結婚式を迎 …

99.9刑事専門弁護士2話ネタバレあらすじ&感想 深山父事件の真犯人が明らかに!

松本潤さん主演ドラマ「99.9-刑事専門弁護士SEASONⅡ」のネタバレあらすじについてまとめています。 第2話では冤罪で捕まった主人公・深山の父の事件の真相が明らかとなりそうです。 今回は「99.9 …

カテゴリー