Paperback

本のようにじっくり読みたい! 掘り下げて知りたい情報をお届けする深読み型ウェブマガジン

ドラマ

悦ちゃん原作ネタバレあらすじ結末まで!ラスト悦ちゃんの驚きの行動に涙!

投稿日:7月 22, 2017 更新日:

ユースケ・サンタマリアさん主演のNHK土曜ドラマ「悦ちゃん」

さえない作詞家・柳碌太郎は妻に先立たれ、10歳になる悦子(悦ちゃん)と女中のうめさんとの3人暮らし。

妻・秋子が亡くなってから3年…。さえない碌の前に次々と魅力的な女性が現れ再婚を考え始める。実は、それを裏で仕組んでいたのは娘の悦ちゃんだった…!

原作は獅子文六氏の「悦ちゃん」

獅子文六氏は1934年にデビューしその2年後に悦ちゃんが新聞連載され大ヒット。実は、この作品妻に先立たれた文六氏自身がモデルとのこと。

時代を超えて愛され続けている名作「悦ちゃん」が今回ドラマ化されるということで、さっそく原作小説を読んでみました。

読んでみると原作はドラマとはちょっと違うようです。今回は、「悦ちゃん」原作のネタバレを結末までまとめてみました!

スポンサーリンク


悦ちゃん原作ネタバレあらすじ【前半】

昭和10年の東京。

大衆歌であまり名のしれていない作詞家・柳碌太郎(ユースケ・サンタマリア)は、妻・秋子に病気で先立たれ、10歳になる娘・悦子(平尾菜々花)と女中のうめで貧しい生活をしていた。

秋子がこの世を去ってから3年、碌は再婚はしないと決めていたが、姉・鶴代(峯村リエ)から縁談の話しを持ちかけられる。

姉・鶴代は東邦商事の社長と結婚。大きなお屋敷に住み、兄弟とはいえど碌とは身分違いとも言える生活をしていた。

縁談のお相手は、日下部財閥の令嬢・日下部カオル(石田ニコル)。人形のように美しく、女子大の英文学科を卒業した秀才。勝ち気で自信家な性格であることはお見合い写真からも見てとれた。

結婚相手への条件も厳しく、本人は気に入った相手ではないと結婚しないという。

日下部財閥の令嬢であることから、結婚ともなればそれなりの持参金があるとのことだった。

碌とは縁遠いお相手のようだが、以前碌が書いた童謡を雑誌で見かけ、カオルの方が乗る気だという。写真を見てひと目で気に入った碌は、さっそく縁談を進めるように鶴代にお願いした。

悦ちゃんの学校が夏休みに入り、鶴代たちの別荘地に遊びに来るように呼ばれる。別荘の近くには海があるため、碌は悦ちゃんの水着を買いに銀座のデパートへと出かけた。

水着売り場では、売り子の池辺鏡子(門脇麦)が、あまりお金を持っていない碌に対しても優しく商品を提案してくれる。

悦ちゃんは予算よりもはるかに高い水着を欲しがり頑なだったが、鏡子が優しく語りかけ悦ちゃんもいつしかおとなしく言うことを聞き、予算内の水着を買うことをあっさり受け入れた。

自宅に戻り水着をさっそく着てみる悦ちゃんだったが、穴が空いており不良品であることが判明。碌は再び、デパートの売り場に出かけ鏡子に交換してもらうように依頼する。

鏡子は快く取り替えてくれ、改めて鏡子の顔を見た碌は素朴で可愛らしく、素敵な女性だと感じていた。

スポンサーリンク



翌日、碌と悦ちゃんはさっそく鶴代の別荘地に向かった。鶴代の子どもたちも一緒に、ビーチで遊び夕方別荘地で休んでいると、隣の別荘に訪れていた日下部カオルと出会う。

碌は驚きつつ、その夜日下部家の別荘に夕食に来るように誘われ、一人出かけていった。

豪華な別荘に、碌が普段食べているものとは正反対な優雅な食卓。カオルは何もかもが正反対だと思いつつ美しいカオルは魅力的だった。

夕食後、カオルからレコードの作詞家ではなく詩人なってと言われ、もし詩人になるなら援助すると言われ、碌は結婚すればカオルからの多額の持参金もあることが頭にちらつき、その申し出を受け入れることにした。

翌日からは二人で別荘近くの海辺で過ごすようになり、悦ちゃんは不満だった。さらに、カオルが悦ちゃんの勉強を見てくれるようになったが、厳しく威張り散らすようなカオルの指導が悦ちゃんは嫌いで反抗していた。

さらに、カオルが碌に、結婚したら悦ちゃんは寄宿舎に入れて2人で暮らしたい言っているのを偶然聞いてしまい、悦ちゃんはますますカオルが嫌いになる。

その後も碌は相変わらず、カオルとばかり過ごし悦ちゃんは不満だった。

そんな中、悦ちゃんが一人で海岸にいると、偶然デパートの売り子・鏡子に再会する。デパートで初めて会った時から、鏡子のことを気に入っていた悦ちゃんは、碌の再婚のことなどを話す。

すると鏡子も悦ちゃんと同じく幼いころに実の母を亡くし、境遇が似ていることから悦ちゃんは自分と同じ環境の鏡子が益々好きになり、ママになってとお願いした。

鏡子は突然の悦ちゃんの申し出に困惑したものの、悦ちゃんが大好きになっていた。二人は東京のお互いの住所を交換し再び会うことを約束した。

夏が終わり、デパートの水着コーナーから鏡子はシャツの販売へと移動していた。シャツ売り場にきてからというもの、鏡子のことを気に入ったレコード会社の売れっ子作曲家・細野夢月(岡本健一)という男が毎日売り場に訪れるようになった。

鏡子はまったく夢月に興味がなく、困っていた。

カオルと遊び仕事をしていなかった碌は、悦ちゃんを連れ歌詞を提供しているキングレコードを訪れていた。そこで細野夢月に会い、お互いの近況を報告する。碌は、作った歌詞を売れっ子の夢月に曲にしてもらい、何度も助けられたこともあり恩人でもあった。

細野は好きな女性(鏡子)がいると話し、見栄をはり、鏡子と映画やお茶などにでかけているなどを嘘の話しをする。碌もこの夏カオルとの縁談があったと報告し、二人は銀座の街へ歩きだした。

町を歩いていると偶然悦ちゃんが鏡子の姿を見つけて嬉しそうに駆け寄る。その様子を見た夢月は自分が話しかけても聞く耳を持たない鏡子が笑顔を見せて悦ちゃんと話しているのに驚く。

悦ちゃんと鏡子は親友のような関係だと聞いた夢月は、碌に鏡子を紹介するようにお願いする。鏡子のことも気になっていた碌だったが、普段から何かと援助してもらっている夢月の頼みを断れず、鏡子が自宅に遊びに来る日を教えた。

スポンサーリンク



後日、鏡子が悦ちゃんの自宅に遊びに来る。

男性の家にあがったことがない鏡子は緊張していたが、碌と自分たちのことを話し始め、夕食を一緒にとり楽しいひと時を過ごしていた。

鏡子は悦ちゃんに対しとても優しく、その様子を見た碌は心揺れ動いていた。

3人で家族のように楽しく過ごしていると、突然カオルが碌の家を訪ねてくる。悦ちゃんは不機嫌になった。

カオルは鏡子がいることに嫉妬し、デパートに勤めているという鏡子をカオルは侮辱する。怒った鏡子は帰ってしまった。

すると入れ違いに夢月が現れ、カオルと出くわしたのだった。

悦ちゃん原作ネタバレあらすじ【後半】

しばらくして碌は、姉の鶴代の家に呼ばれ早くカオルとの縁談を進めたいと言われていた。

カオル家の日下部財閥は鶴代の夫の会社・東邦商事の大株主であり、経営が傾き始めた東邦商事にとっても二人の結婚は有利に働くためでもあった。

碌は、カオルに大衆歌の作詞家ではなく詩人になってほしいと言われたが自信がないこと、悦ちゃんと二人の関係が良くないことを気にしていたが、強引に婚約へと進めらてしまう。

その頃、鏡子も碌のことが気になり考えるようになっていた。

デパートの仕事を終えると夢月が待ち伏せしお茶に誘ってくる。普段は無視してその場を去る鏡子だったが、悦ちゃんが近くの喫茶店で待っていると言われ、嬉しくなり夢月に言われるがままついていく。

しかし喫茶店に入るが悦子の姿はない。席に座ると、夢月が鏡子の手を握り突然プロポーズをしてきたのだった。熱烈に結婚を迫ってくる夢月の姿に驚き、鏡子は動揺し、碌さんと婚約していると嘘をついてしまう。

自分よりも収入も才能も下で、おまけに再婚で子供もいる。さらに自分が鏡子のことを好きなことを明かした時に何も言わなかったことなどに腹を立てた夢月はその場を去っていった。

翌日、いつものようにデパートに出勤した鏡子だったが、デパート宛に鏡子に対するありもしない嫌がらせの手紙が届いていた。その内容は、婚約者がいる男性を誘惑した悪女とも取れるような内容だった。

男女の関係に厳しいこの時代、デパートの上司からも厳しく注意を受け、鏡子の父へも報告され、厳しく叱られてしまう。このことをきっかけに鏡子は結婚しなさいと言われ、さっそく米屋の次男・次作(橋本淳)との縁談を強引に進められ見合いをすることになった。

後日、鏡子は次作と見合いをするものの、次作に対して説明できない嫌な感情を抱く。しかし自分の気持ちを告げられず結納まで進められてしまった。

スポンサーリンク



その頃、碌はカオルと音楽会にデートにでかけ、音楽界が終わった後、二人で会場を出たところで夢月に偶然出会う。

夢月に誘われ食事を取る三人。食事中カオルと夢月は楽しげに話しをするが、碌は会話についていけなかった。

これをきっかけに、カオルと夢月は碌の知らないところで頻繁に会うようになっていた。

その頃、悦ちゃんは、スイートレコードの人に誘われ、歌と踊りの稽古にでかけるようになっていた。鏡子に手紙を書き続けているものの、返事は来ず寂しい思いをしていた。

碌はカオルとの結婚式の日取りも決まっているものの、カオルとは会えない日が続いていた。鶴代からも催促され、碌が訪ねていってもカオルはいつも留守だった。

生活するお金にも困っていた碌は目の前のお金を作るために、詞を書きあげ、夢月のもとを訪れ、作曲し販売してもらえるように頼む。いつもなら気軽に引き受けてくれ、すぐに現金化してくれるものの、今回は相手にしてもらず、断られてしまった。

するとそこにカオルが現れる。驚き事情を聞くと、二人は恋仲あるようだった。碌との婚約の話しをすると、カオルはさっき鶴代に断りの連絡を入れたと言われてしまう。

ショックのあまり酒に呑んだくれた碌は、その後、夢月とカオルが京都に旅行に行くと知り、二人を追いかけにいく。

残された悦ちゃんと女中のうめには、少しばかりの生活費が置かれていたが日に日にお金もなくなり食べるものにも困るようになってしまった。やがてうめは家を出ていき、悦ちゃんは銀座のデパートへ行き、鏡子に助けを求めに行った。

しかし、鏡子は既に退職しておりどこを探してもいない。悦ちゃんはデパートで保護されていると、偶然退職金を受取にきていた鏡子に発見される。

事情を聞いた鏡子は一緒に悦ちゃんの自宅に戻る。しかし、家賃などこれまで滞納してきたお金を払うと鏡子のお金もなくなってしまった。鏡子は次作との結婚がどうしても受け入れられず家を出ることを決意。

そして、悦ちゃんと一緒に碌を待ちながら暮らし始めた。しかし何日たっても碌は戻ってこない。次第に生活は困窮し、鏡子は職を探すもののなかなかいい仕事は見つからない。

そんな時、ふと鏡子の父が碌の家を覗いていることを見つける。父に見つかると連れ戻され悦ちゃんとも離れ離れにさせられてしまうと思った鏡子は悦ちゃんと夜逃げし、古いアパートへと移り住んだ。

生活に困窮し、鏡子は古着屋で偶然見つけたセーラー服を購入し、女学生になりすまして新聞を売り始めた。美人で売り子だったこともあり、新聞は飛ぶように売れていった。

スポンサーリンク



ある日、近くの教会のクリスマスイベントに参加した悦ちゃんは、ふとしたきっかけで童謡を歌った。それは碌が作った「パパ・ママソング」歌詞に悦ちゃんが曲をつけて歌ったのだった。伸びやかに歌う悦ちゃんの歌声に観客たちは魅了された。

クリスマスイベントを終え、スイートレコードのスタッフが話しかけきて、悦ちゃんの才能を見出しデビューをすることを打診。

やがて、悦ちゃんはデビューすることになった。

夢月とカオルを追いかけ京都に行っていた碌は、二人の居場所を突き止めたものの、通報され拘置所に20日間入れられてしまっていた。ようやく釈放され東京の悦ちゃんのいる家に戻ってきたものの、悦ちゃんの姿はなく、どこにいるのかもわからず途方に暮れていた。

ふと、立ち寄った店で隣に座っていた男と話し出す。その男性も娘が結婚前にいなくなり探しているという。同じ境遇だということですっかり意気投合した二人は酒を飲みながら話し込んだ。

すると、段々、碌はその男が鏡子の父であることに気づき、父も鏡子がいたと思われる家の住人であることに気づく。

碌の正体に気づき、殴りかかった鏡子の父だったが店主になだめられ、二人で悦ちゃんたちの行方を探すこととなった。

その頃、悦ちゃんは「日本テムプルちゃん」としてデビューし一躍人気者になっていた。鏡子はマネージャーとして活躍していた。

二人はこうして活躍することにより、いつか碌に知ってもらえ居場所がわかるのではないかと考えていた。

その頃、碌は鏡子の父に気に入られ、鏡子の家に居候させてもらっていた。しかし、このままではいけないと思った碌は、作詞家の仕事は辞めサラリーマンとして仕事探しを始める。

必死になって探した結果、福岡の方で仕事が見つかった。福岡に行けば悦ちゃんに会えることができなくなるが、生活を立て直し再び悦ちゃんを探そうと決意した碌は福岡に行くことを決める。

スポンサーリンク



福岡へと経つ日、電車の出発予定時刻よりも早く駅に到着した碌は近くの店で酒を飲み始めた。すると店のラジオから「日本テムプルちゃん」の歌が始まると予告が流れ出す。

やがて、日本テンムプルちゃんが歌い出す。それは碌が作った「パパママソング」だった。しかし、悦ちゃんが歌っているとも予想していなかった碌は自分の作った歌が流れ驚く。

すると…

どこにいるの
教えてよ碌さん
来てよ碌さん

碌さん、パパ、緑さん

悦ちゃんはラジオの生放送で歌詞を変えて歌い始めたのだった。リハーサルとは違った歌詞で歌い始めたため、ラジオは中断された。

悦ちゃんはキングレコードのスタッフから大変なことをしてくれたなと厳しく怒られたが、鏡子は悦ちゃんの大胆な行動に感動していた。

すると、ラジオ局に一人の男性が飛び込んできた。

それは碌だった。

1週間後。

碌は福岡で会社員となり、悦ちゃんは普通の女の子に戻った。そして、鏡子は碌の妻となり悦ちゃんのママとなったのだった。こうして3人は新たな地で幸せに暮らしたのだった。

(おわり)

悦ちゃん原作ネタバレの感想!

ドラマでは悦ちゃんがパパのお嫁さん探しを仕向けるというあらすじとなっているようですが、原作では悦ちゃんと鏡子という二人の絆がメインに描かれていました。

それにしても緑さんってちょっと頼りなさすぎじゃない?と読んでいて腹立たしいところもありましたが、逆にだからこそおませでちょっと生意気な悦ちゃんのキャラがいい感じにはまったのかもしれません。

時代が昭和ということで馴染みがない言葉なども多くでてきましたが、とても面白かったです。最後はまさかの悦ちゃんのどんでん返し?にびっくりしましたが、ハッピーエンドでよかったです。

当時の細かな描写なども非常に楽しめる作品だと思うので、ぜひ原作とドラマ合わせて楽しむことをおすすめします!

スポンサーリンク


-ドラマ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

アシガール1話ネタバレあらすじ&感想!戦国女子高生の誕生,成之様ブームの予感!

土曜時代ドラマ枠でスタートした「アシガール」 ごくごく平凡な女の子が、弟が作ったタイムマシンのスイッチを押してしまい戦国時代へとタイムスリップ! そこで一目惚れした愛する人を守るため、足軽として戦国時 …

BORDER衝動 検視官比嘉ミカネタバレあらすじ前編&感想!ミカの知られざる過去が明らかに…

小栗旬さん主演で人気を博したドラマ「BORDER」が三作品連続スペシャルドラマとして返ってきます。 そのうちの2作品が波瑠さん演じる特別検視官・比嘉ミカの物語です。 今回のスペシャル版ではミカが特別検 …

みをつくし料理帖2話ネタバレあらすじ感想とレシピ!とろとろ茶碗蒸しが美味しそう!

NHK土曜時代劇ドラマ「みをつくし料理帖」 主人公・澪(黒木華)が当時はまだ珍しかった女料理人として成長していく物語。 初回放送では、丁寧に描かれてドラマの雰囲気や美味しそうな料理が大好評のようですね …

ごめん、愛してる6話ネタバレあらすじと感想!切なすぎる律の運命に心が締め付けられる…

長瀬智也さん主演ドラマ「ごめん、愛してる」のネタバレあらすじについてまとめています。 余命3ヶ月と知らされた律(長瀬智也)の体に様々な異変が現れ始めます。そんな中、サトル(坂口健太郎)は以前から思いを …

女囚セブン4話ネタバレあらすじと感想!ゲス不倫を一刀両断する琴音が痛快!

剛力彩芽さん主演ドラマ「女囚セブン」 女子刑務所を舞台に、繰り広げられる女性たちのバトル、そして無実の罪ながらも真実を暴くために自ら刑務所に入った主人公・琴音(剛力彩芽) コメディーとシリアスなシーン …